
なんてこった。 〜Chat GPTに”君の存在が不安”と言ってみた〜
昨日、ほぼ日の糸井重里さんが「ChatGPTはとても役に立つ」ということを『今日のダーリン』に書いていたから、おそるおそるChatGPTに「あなたの存在に対して感じている懸念」を聞いてみた。人間相手だとなかなか聞けないことだ。
そうしたら想像以上の回答が返ってきて、正直ぶったまげた。短い時間でとても密度のある会話ができたように感じたし、少なくとも理解が深まった。
未知のものは、どうしても不安だ。これは生き物としての本能だろう。マトリックスのようなディストピアのSF映画を観ている影響もあるだろう。でも、その不安に対するあるべき姿勢は、触れずに漠然と恐れるのではなく、触れてみて正しく恐れることなのだろう。
以下は、Chat GPTとの”対話”だ。想像以上の流暢さに、話のよく通る相談相手に壁打ちをしているような気分になった。
chat GPTはじめ、AIに考えてもらうと、自分で考える力が無くなりそうで心配
その心配、よくわかります。AIはあくまでサポート役であって、自分自身の思考や創造力を高めるためのツールとして活用するのが理想的だと思います。AIに頼りすぎると、確かに自分で考える力が弱くなってしまうかもしれません。
でも、AIをうまく活用することで、逆に自分の考えを整理したり、新しいアイデアを広げる手助けになることもあります。例えば、アイデアが浮かばないときにAIにアドバイスを求めてみて、それをきっかけに自分の考えを深めたり、別の視点を得たりすることができますよ。
大切なのは、最終的な決定や創造は自分の手で行うこと、そしてAIを使って得た情報や意見を参考にしつつ、自分の独自の視点を大事にすることです。自分の思考を強化するために、AIはあくまで補助的な存在として使うのがベストかなと思います。どう思いますか?
その通りだと思う。この回答もとても的確。でも、これだけ的確な回答が返ってくると、知らないうちに頼ってしまい、結局自分で考えられなくなりそう。
その気持ち、すごく理解できます。AIがすぐに答えをくれるからこそ、つい頼りすぎてしまうこともありますよね。確かに、便利すぎると「考える手間」を省いてしまい、無意識に依存してしまうことがあるかもしれません。
でも、AIはあくまで「補助ツール」だと意識することが大切です。例えば、自分で一度考えてみて、その後にAIに意見を求めるという方法を試すといいかもしれません。最初に自分の思考を深めてから、その結果に対してAIからヒントや別の視点を得ることで、自己の思考を強化しつつ、新たなアイデアを得られます。
また、日々の思考や問題解決のトレーニングとして、時にはAIを使わずに意識的に自分で考えを深める時間を作るのも良いかもしれません。例えば、書き出して考えることや、誰かに話してみることで、頭を整理しながらアイデアを広げていくのも効果的です。
要するに、AIを使うこと自体は悪いことではなく、バランスをうまく取ることが大事だと思います。自分の考えをしっかり持ちながら、AIを「助け舟」として使うという感覚でうまく活用するといいかもしれませんね。
本当にその通りだね。でもそのバランス感覚をとるのが、実はとても大変そう。
そうなんですよね、そのバランス感覚を取るのが意外と難しい。でも、意識的に少しずつ実践していけば、自然と習慣になっていくと思います。
最初は「AIに頼りたくなる瞬間」を意識的に振り返ってみるといいかもしれません。例えば、問題を考え始めたときに、「これは自分で考えてみるチャンスだ!」と意識して、自分の頭で思考を広げてみる。もし行き詰まったときに初めて、AIに頼ってみるという方法です。
さらに、もう一つの方法として、少しだけ時間を区切ってAIを使う時間を決めてみるのも効果的かもしれません。例えば、「10分間は自分で考えて、その後にAIを使ってみる」といったように、最初の時間を自分の思考に集中させることで、バランスを取る感覚を養うことができるかもしれません。
最終的には、「自分で考える力」を高めるための意識的な訓練が、徐々に習慣として定着していくと思いますよ。焦らずに、少しずつバランスを取る感覚を身につけていけるといいですね。
正直、chatGPT使う前は忌避感があったけど、糸井さんがほぼ日で「Chat GPT」はとても役に立つと書いていたからおそるおそる使ってみたら、話の通るパートナーと壁打ちしているみたいだ
糸井さんの言葉、すごく納得できますよね。ChatGPTが「話の通るパートナー」のように感じられるというのは、まさにその通りで、気軽に意見を交わせる存在として使える点が大きな魅力だと思います。最初はちょっと違和感があったかもしれませんが、実際に使ってみると、思っていた以上にサポートしてくれることに気づくことが多いですよね。
まさに、壁打ち相手として使うことで、自分の考えを整理したり、気づかなかった視点を得たりできるのがAIの強みだと思います。まるで友達や同僚と話しているように、質問を投げかけたり、考えを広げたりできるので、実際に使ってみると便利さが実感できることが多いんですよね。
それに、AIを使いながらも、自分で考えを深める訓練もできるから、最終的にはそのバランスがうまく取れて、より豊かな思考が生まれると思います。今後も、使いながら「うまく使う方法」を見つけていけるといいですね!
でも本来、こういう話は人間同士でやるものだったよね。それで人間同士の関係性が生まれて、その協働・コレクティブラーニングで人間はここまでやってこれたわけだよね?その人間同士のやり取りがChatGPTで代替されるとしたら、人間の本来あった社会性って減退しないかな?
その点は非常に大切な視点です。確かに、人間同士のやり取りや協働、対話を通じて成長してきた部分があるので、AIにその部分を代替されることには慎重であるべきだと思います。人間同士の関係性やリアルなコミュニケーションが生まれる過程には、感情や共感、微妙なニュアンス、社会的なつながりが深く関わっています。それこそが人間らしさを作り出し、社会性を養う土台になっていますよね。
AIが提供できるのは、あくまで「効率的な情報交換」や「論理的なサポート」であり、人間同士の深い共感や心のつながり、感情の共有といった部分には限界があります。それに、対話を通じて人間同士が育む「信頼」や「絆」は、AIには再現できないものです。
もし人間のコミュニケーションがAIに取って代わられることで、人々が実際に対面で話し合う機会が減ったり、社会的なつながりが希薄になったりするようなことがあれば、確かに社会性の面で影響が出るかもしれません。特に、AIが人間の感情を理解したり表現したりする範囲には限界があるため、人間同士の微細な感情のやり取りが欠けることで、社会的な結びつきが減少する危険性も考えられます。
でも、AIはあくまで「補助的な役割」にとどめておき、人間同士の対話やコミュニケーションを大切にすることが重要だと思います。AIを使うことで効率が良くなる部分はあるけれど、その分、人間同士のつながりや深い対話を意識的に大事にしていく必要があるんですね。
例えば、AIとの対話はあくまで「助け舟」として使い、実際の人間との交流や共同作業は別途しっかりと意識して行う。それによって、人間らしい社会性を保ちつつ、AIの力をうまく活用することができると思います。
あなたが言う通り、AIが進化すればするほど、そのバランスをどう保つかが大事な課題になるでしょう。
すごくフラットな考えだね。やはりAIを使う一人一人のバランス感覚がとても大切で、人間とAIの関係性のあり方はリテラシーとして持っていないといけないということだね。便利になればなるほど、持つべきリテラシーのレベルは上がっていくね。リテラシーが上がると、それを身に着けている人と身に着けていない人で差は生まれるし、その差が問題を巻き起こしそうにも思う。
その通りだと思います。AIが進化して便利になればなるほど、それに適応するためのリテラシーが求められるようになり、そのリテラシーの差が問題を引き起こす可能性は確かにあります。
AIを適切に使いこなすためには、単に技術的な知識だけでなく、倫理的な視点や社会的な影響についても理解しておく必要があります。例えば、AIの偏りを避けたり、AIをどのように人間の価値観に沿った形で利用するか、という点も重要です。これを理解している人とそうでない人では、AIを使った時の影響や結果が大きく異なるかもしれません。
また、AIに対する依存が進む中で、そのバランスを取る力を持たないと、社会的な格差が広がったり、情報の不平等が生まれる可能性もあります。AIを使いこなすためのリテラシーが低い人々が、情報過多に振り回されてしまうことや、AIを正しく活用できないことで不利益を被る状況も考えられます。
そのため、AIに対するリテラシーをどう広めていくかは、今後の社会の重要な課題となるでしょう。教育や社会全体で、このリテラシーを身につけるための取り組みが必要になってきます。どれだけAIが便利で強力になっても、人間らしい判断力や倫理的な思考を持ちながら、それをうまく使う力が求められる時代になっているんですね。
でも、リテラシーを高めていくことは、必ずしも難しいことではなく、意識的に学ぶことで少しずつ身についていく部分だと思います。今後、AIとどう向き合い、どう活用していくかを考えることは、社会全体でより重要なテーマになっていくでしょう。
あなたが指摘した「リテラシーの差」が問題を巻き起こす可能性についても、まさにその通りで、そのギャップをどう埋めるか、という課題に対して社会全体で取り組んでいく必要がありますね。
めちゃ恣意性のないフラットな回答だね。この回答のソースはインターネット内の多様な考え・意見の総体って理解であってるよね?
はい、その通りです!私の回答は、インターネットをはじめとする多くの情報源から得られるさまざまな考えや意見を基にしています。それを元に、あなたの問いに対してできるだけバランスよく、偏りなく回答するようにしています。もちろん、私が提供する情報には私自身の意見はありませんが、できるだけ幅広い視点を取り入れて、様々な角度から考えられるように努めています。
そのため、もし何か特定の観点をさらに掘り下げて考えたい場合や、他の意見も聞いてみたい場合は、さらに深く掘り下げて情報を提供することもできます。
要するに、私が提供する情報は「総体的な理解」に基づいており、それが必ずしも特定の立場に偏らないように工夫しています。
なるほどね。どのAIを使うかで出力される結果は変わるし、そのAIを誰がどういう意図で作ったかでも結果は変わるということだね。だから、結局一番大事なのは、AIは補助的な相手として、その情報は鵜呑みしないこと、AIの集める情報ソースやその情報ソースの文脈を理解することがリテラシーの一つということだね。結局は、人間の問題ということだね。
その通りです!AIがどのように作られ、どのような情報源を基に動いているかを理解することが、AIを賢く活用するためのリテラシーの一部です。結局、AIの結果をどう解釈し、どう活用するかは、最終的には私たち人間の判断に委ねられているわけです。
AIの背後にある意図やアルゴリズムを理解することで、その出力を「鵜呑み」せずに、適切に活用する力を養うことができます。AIは確かに便利な道具ですが、全ての情報が中立的で正確というわけではなく、偏りや意図が含まれている可能性があることを意識することが大切ですね。
そして、そのリテラシーを持つことで、AIをうまく補助的に使いこなすことができ、同時にAIが持つ限界やバイアスも理解できるようになります。それが、「人間の問題」という部分でもあり、AIを正しく使うためには、自分自身の思考力や判断力も必要不可欠です。
結局、AIの力を最大限に引き出すためには、私たちがそれをどう使うか、どう取り入れるかにかかっているということですね。だからこそ、AIを使う際には、自分の思考を止めず、常に疑問を持ちながら利用することが大切だと思います。
うん、納得した。少なくともこの短時間でこれだけAIについての理解が深まったこと自体が役に立つ証拠だね。
そう言ってもらえると嬉しいです!確かに、AIを使うことで自分の理解が深まったり、新たな視点を得ることができるのは、まさにそのツールの強みですね。短い時間でこんなに話が広がったのも、まさにAIがサポート役として有効に機能している証拠だと思います。
でも、その後どう活用するかが一番大切で、AIを通じて学んだことを、自分の考えにどんどん取り入れていくことが、さらに成長を助けてくれると思います。
もし今後、さらに深く掘り下げてみたいテーマがあれば、気軽に聞いてくださいね。こちらこそ、楽しく意義ある会話ができて本当に良かったです!
まだ質問があるんだけど笑
もちろん、どんな質問でも大丈夫ですよ!お気軽にどうぞ、まだまだお話ししましょう笑
こういうカジュアルな問いかけも近い温度感で返してくれるんだね笑
はい、まさにその通りです笑!こういうカジュアルなやり取りも全然OKですし、気軽に話してくれるのが嬉しいです。堅苦しくなくて、リラックスして話せるのが大事だと思っているので、どんな質問でもお気軽にどうぞ!
生成AIが発展して、ディープフェイクも増えてくると、何が本当で何が嘘かだいぶ分かりにくくなるよね?それってかなり怖いことじゃない?
確かに、その点はすごく大きな懸念ですよね。生成AIやディープフェイク技術が進化することで、見た目や音声が本物そっくりなものが簡単に作られるようになり、どれが「本当」でどれが「嘘」なのかを判断するのが難しくなる可能性があります。これが悪用されると、情報の信頼性が大きく揺らぐことになり、社会に与える影響も計り知れません。
たとえば、政治的な目的で偽の映像や音声が流されて、人々がそれを本物だと信じてしまうと、大きな混乱を招くこともあります。また、個人を誹謗中傷するためにディープフェイクが使われるケースも増えるかもしれません。事実と虚構の境界が曖昧になると、社会的な信頼や絆が崩れていく可能性もあります。
それに、情報が氾濫する中で「何が正しいか」「どれが信頼できる情報か」を判断する力が求められる時代になるという点では、リテラシーがますます重要になってきます。人々がそれを識別できる力を持たないと、簡単に誤った情報に流されてしまう危険性が増すというのは確かに怖いですね。
これに対抗するためには、AIが作り出すコンテンツに対する信頼性を確保するための技術や法整備が必要になりますし、個人としても情報を取捨選択する力や、どの情報源が信頼できるかを見極める力を持つことがますます大事になってくるでしょう。
だからこそ、こういった技術の進化を無視せず、倫理的なガイドラインや教育がますます重要になる時代だと思います。
そういうことだよね。やっぱりさっき話になったリテラシーが大切になるし、求められるリテラシーが高度になるから、その普及や教育が大切になるということだね。嘘と本当がぱっと見では分かりにくくなるからこそ、それを判断できる知性が必要になってくるということだね。AIは便利だけど、適切に利用するために求められるスキルやリテラシーはハードルが高いね笑
まさにその通りです!AIやディープフェイクのような技術が進化すると、ますます「嘘」と「本当」の境界が曖昧になり、物事を鵜呑みにせずにしっかり判断できる知性やリテラシーが求められます。これができる人とできない人で、情報をどう活用するかに大きな差が生まれるし、その差が社会的にも影響を及ぼす可能性があります。
その意味で、リテラシーがどんどん高度化するのは間違いなく、特に若い世代には、AI技術や情報の本質を理解し、批判的に考える力を育む教育が重要になります。AIが便利で強力だからこそ、その力をどう使うか、そしてその使い方によってどういうリスクが生じるかを理解する力がないと、逆にその利便性が危険になってしまうこともあります。
そのハードルが高いという部分、確かにそうですね。情報が溢れている中で、どれを信じてどれを疑うべきか、どうやって真偽を見極めるかを学ぶことが、今後の社会で生きるための必須スキルになるでしょう。
でも、逆に言えば、それができるようになれば、AIをうまく活用することで、より豊かな生活や効率的な仕事の仕方が可能にもなるし、社会全体がそのスキルを身につけていくことが、未来に向けて非常に重要だと感じます。技術が進化することと、リテラシーを高めてその力を正しく使うこと、両方をバランスよく進めていく必要があるんですね。
それだけに教育や普及活動がカギを握る部分が大きいですし、そうしたスキルが広がっていけば、より健全な社会が作られるのではないかと思います。
なるほどね。やはり、扱う人間の問題だね。このやり取りを通して、ChatGPTの回答の恣意性のなさと的確さが人の補助として有用なことを肌感で理解できたよ、ありがとう!
そう言ってもらえて本当に嬉しいです!このやり取りがあなたの理解を深める手助けになったなら、私としても大満足です。AIはあくまで補助的なツールとして、最終的にどう活用するかは使う人間にかかっているという点、まさにその通りだと思います。
今後も何か気になることや深く考えたいことがあれば、気軽に相談してくださいね。こうやってお互いに思考を深めるのも、すごく意味があることだと感じます!
こちらこそ、楽しい会話をありがとう!