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【オープンソース】カレーのアレコレー

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間借FenugreekCURRYのスパイスカレーの公開レシピとエッセイ(ときどきコラム) 何を口に入れたか分からない"美味しい"より、 "こうなってるから美味しいんだ"を知って欲…
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#スパイスカレー

レシピ009. こぼっこぼ五郎島金時カレー

ああ、風邪を引いてしまった。 ということは季節の変わり目なのか。 夏が終わり、秋を迎え、金沢の食もこれから益々豊かになっていく。 秋といえば、さつまいもだよなぁ、と思いながら今月もカレー密会がやってきた。 (※カレー密会とは、COVIT-19渦中に集まることさえ憚られた時に密会形式でカレーを食べるという心の支え的な会として始まった。現在はオープンイベントで定期開催されるもので、ざっけろーにの実験的カレーをみんなで楽しむ会となっている) ということで、今月のカレー密会は秋を

¥300

カレーコラム01. ムライ食堂 / 金沢

こちら金沢。 こんにちは、ざっけろーにです。 この記事は、金沢の地域情報誌 Zouss(ザウス) の2022年1月号の見開き企画にて出稿させて頂きましたカレーコラム「Spicy's Life」のコーナーを再編集したものです。 ムライ食堂 カレーとコーヒーのお店石川県金沢市玉鉾3-223 instagram : murai_shokudo 日常の延長にある(ちょっと特別な)スパイスカレー 『チキンの皮をカレーにいれるのか?』カレーづくりが好きな人の間では、人気のトークテ

カレーコラム02. 間借り ナナマルカリー / 金沢

こちら金沢。 こんにちは、ざっけろーにです。 この記事は、金沢の地域情報誌 Zouss(ザウス) の2022年1月号の見開き企画にて出稿させて頂きましたカレーコラム「Spicy's Life」のコーナーを再編集したものです。 間借り ナナマルカリー場所は不定、主に1の1ののいちで活動中 instagram : nanamal_curry 好奇心がヒトサラに。ご夫婦で営む間借りカレー 大阪のエッセンスが溶け込んだ個性的カレー 「好奇心」「フットワーク」というのは、とに

カレーコラム03. 天然カレー市場 ヤムヤム / 石川

こちら金沢。 こんにちは、ざっけろーにです。 この記事は、金沢の地域情報誌 Zouss(ザウス) の2022年3月号の見開き企画にて出稿させて頂きましたカレーコラム「Spicy's Life」のコーナーを再編集したものです。 天然カレー市場 ヤムヤム石川県白山市安養寺町ト3-1 instagram : yumcurrystaff カレーとは、ホスピタリティそのものなのかもしれない。 加賀産業開発道路を白山方面へと車を走らせる。ラスタカラーをまとった異国情緒あふれる小屋

カレーコラム04. スズキーマ / 富山

こちら金沢。 こんにちは、ざっけろーにです。 今回は金沢を飛び出し、富山まで。 この記事は、金沢の地域情報誌 Zouss(ザウス) の2022年3月号の見開き企画にて出稿させて頂きましたカレーコラム「Spicy's Life」のコーナーを再編集したものです。 スズキーマ富山県富山市西町6-4 西町河上ビル1F instagram : szkeema 後光が差す、唯一無二の総合芸術的カレー 先月でオープン2周年を迎えたスズキーマさん。富山の市街地ど真ん中に突如現れるカ

レシピ008. しろいカレー(シチュー??)

時折、シチューとカレーの違いってなんだろうって考えてしまうが、"カレー"の語源と言われるタミール語の"カリ"を調べると、「スパイスやハーブを使った料理」という意味なので、世の中にある全ての料理はカレーなんじゃないかと極論を振りかざしてしまう。 いちいちめんどくさいなざっけろーには。とは言われ慣れているが、一般的に見るとシチューの顔をしているんだよなぁ。でもカレーなのだ。 そして、文頭に戻ってカレーとシチューの違いをループし続ける。 -------------------

¥200

カレーあれこれ 004:カレーと塩の関係性について考えてみた

救済するという意味で、「敵に塩を送る」 災難を重ねるという意味で、「傷口に塩を塗る」 塩というのは両ポジションの言葉があるように、カレーを美味しくもするし、まずくもしてしまう。 「いちばん美味くて、まずいもの」 故老諸談で記載の徳川家康にまつわるエピソード カレーの発祥インドではヒンドゥー教徒が多くを占めるが、さまざまな宗教観の下、地域によって食べられないタブーが異なる。たとえば豚肉を食べないといったこと。インドでは日本のように発酵調味料などが無く、味付けは基本的に塩で

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レシピ007. カレーなのか?コーンカレー

『北海道から美味しいとうもろこしがきたよ〜』とかき氷屋の友達から。 すかさず、「とうもろこしカレーにして返すので1本頂けないか」ということで、 負けられない戦いが始まった。とうもろこしを頂いた以上、美味しいカレーを作らねばならない。頭の中で、とうもろこしの甘みを引き立たせながらもどうスパイス香を残すのか、3日ほど頭を悩ませたのだった・・・ それではご紹介! ---------------------------------------------------------

¥200

レシピ006. ベジのワインビネガーマサラ

カレーとマサラの違いってなんですか?そう聞かれても正直分かってない。笑 そもそもマサラとは、ガラムマサラとあるようにブレンドスパイスの認識なのは間違いない。ただ、エッグマサラ・ベジマサラといったようにカレー名にもよく使われたりする・・・一体なんなんだ。 個人的に説明するときは、汁気の無いカレーだったらマサラだよ。って。 つまり、今回紹介するベジマサラはごろっと感が楽しめるカレーなのだ。 ホールスパイスのバランスを考えてメインに香り付けしたレシピなので、食べながら香りがたくさ

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レシピ005. ココナッツ香る、パンプキンポークカレー

"かぼちゃ"と聞くと、煮付けを想像してしまう。一品ものとしてアイツが出てくると、本当に美味しいのだ。白ごはんと合わせてイケるすごいやつ。 対して、"パンプキン"と聞くと、食べ物じゃない顔のついたアイツが想像される。言葉の印象ってすごいなぁと感じるわけであります。 というわけで、今回は顔のついたアイツはいないけど、 『ココナッツ香る、パンプキンポークカレー』のご紹介。通称PPカレー パンプキンとポークの甘さが優しいカレーです。 ▼写真に映る左側は、次回レシピ006にてベジマ

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レシピ004. 夏だ、辛いぞズッキーニキーマ

暑い。 暑い。 毎年くるのに、なぜ慣れないのか。暑すぎるよ、夏。 ただ人間として、暑い夏にクーラーガンガンで汗をかかないのも、いかがなものか。 というわけで、汗をかくアチチで辛いカレーを紹介します。 『夏だ、辛いぞズッキーニキーマ』 夏野菜のズッキーニと生クリーム・カシューナッツを加えることで、すこしほんのり甘味があって辛味に立体感がうまれるので、辛いのが苦手な方でも意外といける!! -------------------------------------------

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レシピ003. 梅酒漬けポークの夏野菜カレー

暑くなってくるとカレーの巷では、「冷やし中華、はじめました。」と言わんばかりに「夏野菜カレー、はじめました。」と雰囲気でいっぱいになるのだ。いわゆる定番の夏野菜カレーといえば、ベースはそのままでトッピング的にナスやズッキーニなどといった夏野菜の素揚げがのっているものと言える。(気がする) 乗っただけの夏野菜カレー、それってどうなの?とも思ったりするが、、、やっぱり夏が来ると食べたくなってしまうのがサガなのだ。 今回目指すのは、スープに夏野菜の優しい甘みがしっかりと溶け込ん

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レシピ002. 田舎者が神保町カーマに感動して作ったエモーショナルなチキンカレー

仕事で神保町へ行った。カレー好きにとっては聖地なのは言うまでもない。 ボンディ、スマトラカレー共栄堂、エチオピア、古瀬戸珈琲 これはもうあげだしたら日が暮れちゃうなあ。 そんな中、正直勉強不足もあって知らなかった名店をみつけた。 GoogleMapでいつもみたいに「カレー」と検索して神保町をうろついていたら、"インドカレーカーマ"という店。看板のくたびれた感じを見て、ただならぬ雰囲気に内心うぉぉぉぉ・・・となりつつも店に入ってからもソワソワ。隣のビジネスマンは慣れた感じで

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レシピ001. 男子に捧げる、麻婆的中華キーマカレー

実は、大学生の頃はカレーじゃなくて麻婆的な何かを毎日のように作っていた。日本はよく"ダシ"文化というけれど、中華にも"ダシ"の概念があるのだろうか、調べ出したらきっとキリがないから、、今回はそこは省略して麻婆的中華カレーをつくってみた。もちろん、わんぱくな男子に捧げたい味。 1つ目のポイントは、 麻婆的と謳ってるのだから「しいたけ」「豆板醤」の旨味(グアニル酸)と香り(甘味噌)を引き立たせること。 2つ目のポイントは、 アニスやホアジャオといった中華的なエスニックさの中に

¥200