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読書がしたい①「このままではダメだ」

昨年末に「このままではダメだ」と思いました。わたし、本が読めなくなっていたんです。もともとは本を読むことが好きだったはずなのに、気づいたら読めなくなっていたんです。まず「読めない」というのは、どういう状態を言っているのかを説明します。

本を読もうとするとこうなる。(2024年末)

よし、本を読むぞ!と、読みたい本とコーヒーを用意して椅子に座ります。本を開きます。まず文章が頭の中に入ってくるのに時間がかかります。スタート部分を何度も読み返してやっと、その文章の中に入っていける感覚があります。そしてやっと数ページ読み進めると、なぜか突然、本には全く関係のないことが頭に浮かんできて、それが気になってしまい、本を閉じてiPhoneを手に取ります。そのまま調べたいことだけを検索するだけならまだいいのです。でもそれだけでは終わらず、LINEの返信をしたり、なんとなくSNSを見始めたりしてしまいます。
本の内容に関係のあること(例えば地名とか、漢字とか)で気になることがあって、iPhoneを手に取るというバージョンもありますが、結局行き着くところは同じで、気づいたらだらだらとSNSを見続けてしまい、本には戻れなくなっているのです。
昨年末こういう状態の自分に気付いて、どんどん落ち込んでいきました。「本を読みたい!という気持ちはあるのに、積読本はどんどん増えていくのに、わたしは本が読めない・・・。」次第に、部屋に置いてある積読本を見る度に自己嫌悪に陥るようになってしまいました。本屋さんで気になる本を見つけて買うときにも「家に積読本がたくさんあるのに・・・」と後ろめたい気持ちになっていました。

敵は iPhone?

わたしはまず初めに「 iPhoneがあるせいで本が読めない!」とiPhoneを敵視するようになりました。先ほど書いたように、本を手に持っていたはずなのに、気づけばiPhoneを握りしめている。しかも本を持っている時間より、iPhoneを握りしめている時間の方が圧倒的に長い。そこでiPhoneから離れる時間を増やそうと思いました。読書するときには強制的にiPhoneを遠くに置くようにしたり、「デジタルミニマリスト」についての本を読み始めたりしました。
でも・・・解決しませんでした。
遠くに置いても iPhoneが気になってしまい、定期的に見にいってしまいます。そして「デジタルミニマリスト」の本も、読み進められませんでした。書いていて、なんか情けなすぎます・・・。 iPhone依存症なのかも・・・と思い始めました。

そしてふと気づく。

どうしたら読書ができるわたしになれるのだろうか。と考えながら、それでも日々読書にチャレンジをし続けていました。そしてある日ふと、「わたし、読めなくなってるっていうか、集中力がないんじゃない?」と思いました。それは同じく2024年末、読書をしている時ではなく、制作活動をしているときに気づきました。わたしの制作活動とは、針と糸を使ったものなのですが、少しちくちくと手を動かすと、なぜだか「あ、そういえば」と手が止まります。制作には関係のない、やっておこうと思っていたことを思い出し、やり始めてしまったり、iPhoneで何かを調べたり(また・・・)、その流れで部屋の片付けをし始めたり、そして気付いたらソファーで雑誌を読み始めていたり・・・などなど、とにかく制作が止まってしまうのです。
いつからこんなふうになってしまったんだろう・・・。わたし、なんで集中できないんだろう。そして「それはとても悲しいことだよ」と自分に対して思いました。自分の好きなこと、大切にしたいと思っている仕事に集中できないって、かなり悲しいです。
言い訳ですが、ちょうど無事に個展を終えた頃だったので、急いで作らなくては!というものがなかった、というのもあったと思います。だからなんとなくのんびり(悪く言えばだらだらと)手を動かしていたと思います。でも2025年は個展の予定はありません。じっくり制作活動と向き合って、コツコツ作っていく日々にしたいと思ったからです。でもこの調子でいったら、制作に集中も没頭もできないで1年が終わってしまいそうです。そう意味でも「このままではダメだ」と思いました。

2025年のテーマは「集中力」だ。

そういうわけで、わたしの2025年の大きなテーマが決まりました。ずばり、「集中力」です。そして集中力をつけるための行動として、「読書」を採用することにしました。(実は読書の他にも2つほど、別の手段も使って「集中力」をつけていこうと思うのですが、話があちこち行きそうなので、今回は書かないでおきますね。)
これはほぼ直感で立てたような仮説ではありますが、読書ができるようになった!と思えたときには、わたしの「集中力のスイッチ」みたいなものを見つけられるのではないかと思うのです。本当にまったく根拠はないですが・・・。
このテーマが決まった時、めちゃくちゃわくわくしました。それは、集中力をつけられたら、merryの活動にも間違いなくいい影響があると思ったからです。集中して、没頭して、じっくり制作に取り組めたら、新しい扉が開くのではないかと思ったのです。わたしはそんな自分に出会いたいと思いました。

そして純粋に「読書をたくさんできるんだ!」という気持ちでも、わくわくが止まりませんでした。そう、わたしは「読書がしたい」んです。訳あって(?)読書ができていないのだけど、本当は読書がしたいのです!

日々当たり前に読書をしている方がこの文章を読んだら「そもそも読書ができる、できない、ってなんなんだよ」って思うかもしれません。でも2024年末のわたしは間違いなく「読書がしたいのにできない」人間でした。この書き方が一番しっくりきます。

まずは年間50冊を目指す。

一応冊数の目標を立てました。2025年の1年で50冊です。実はこれは数年前から掲げていた目標なのですが一度も達成したことがありません。大体いつも年間20冊です。わたしは好きな本を繰り返し読むことが結構あるので、冊数だけで読書量を判断するのはどうか、というところもあるのですが、今年は冊数にこだわりたいと思います。何度も読みたいと思う本があるのはもちろん素晴らしいことだけれど、「新しい文章」にも今年はどんどん出会いたいと思っています。年間50冊は1ヶ月に5冊読めばクリアできます。1月のチャレンジは終了しました。さて何冊読めたのでしょうか。次回以降のnoteの中でご報告しますね。しかも1月は本に関する、ずっとやってみたかったこともできました。そのことも早く書きたいです。


1月中に投稿しようと思っていた記事が2月になってしまいました。次の記事もなるべく早く書きたいと思っています。(ちなみにトップの写真は今年こそ読みたいと思っている、数年前からの積読本の1冊です。)『読書がしたい』シリーズは1年間を通して、自分を観察しながら書きたいと思っています。

【読書がしたい②につづく】

↑ちなみに前々回の記事でも読書のこと、集中力のこと、書いてました。こちらはリアルタイムにその時の気持ちをそのまま書いてますので、読んでみてくださいね。

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