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親のアンコンシャスバイアス

まず、アンコンシャスバイアスって?

無意識の偏ったものの見方。私たちの脳が、意識的に考えることなく素早く決断できる精神的なショートカットと表現されることもあります。
男の子は青、女の子は赤、なんてことが良く例として挙げられますよね。

まさに、アンコンシャスバイアスと感じることがあったので、今日はそんなお話をしていきます。

sutand.fmで詳しくおしゃべりしています。
聴く派の方はこちらから。

水色が大好きな次女

4人の子ども達の中では一番のしっかり者である次女(小学校1年生)。
一番好きな色、水色。
1学期に学校で使う鍵盤ハーモニカのケースを注文するという機会がありました。
そのケースが、水色とピンクから選ぶというものだったんです。
男の子が!女の子が!みたいなことは全く書かれておらず、好きな方を買ってくださいというものでした。

次女が選んだのは水色。
クラスの子は男の子がみんな水色を選び、女の子はみんなピンク。
だけど、自分の好きな水色を選んだ次女は、そんなことはどうでもよかったようで、水色の鍵盤ハーモニカのケースを喜んで持って帰ってきました。

また最近、絵具セットの注文用紙が来ていて、それもまた、
水色にするかピンクにするかを選ぶようになっていました。

次女が選んだのは、勿論水色。

ここで親の私は心配になります。

「鍵盤ハーモニカの時みたいに、みんなと違う色になっちゃっても大丈夫?」

と聞いてしまったんですよね。

そんな私に次女は、はっきりと答えました。

「え?水色が大好きだから、みんなと違っても別にいいんだけど」

頼もしく感じた次女

そうだそうだ、私はこの子を、自分の意見を大切にできる子になってほしいと願いながら子育てをしてきたんだった!
とハッとさせられたとともに、次女を頼もしく感じました。

それと同時に、親のアンコンシャスバイアスってもう脳に根付いてしまっていて、それを真っ新な思考の子どもに渡したくないな、なんて思った出来事でした。

「みんな一緒」の時代から「それぞれ一人ひとり」の時代へ。
きっと我が子が大人になる頃にはもっとそれが色濃くなるのかな、なんて感じています。
こんなに変化の激しい時代に子ども時代を過ごす子ども達。
そんな子ども達に寄り添って私も成長してきたいなと思います。

現代をなんか不安に感じるのは、「みんな一緒」の安心感を知っているから。
「みんな一緒」だったことが、「個々の時代」になったから心細さを感じているというのも、とても気になっていることなんですよね。

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