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第40話 財務ダッシュボード❶デジタルダッシュボードの特徴
より自由度の高い企業分析・企業比較を実現するデジタルダッシュボードについて解説するシリーズです。
まずは具体例を見ていただくと話が早いと思います。ザイマニが開発中の財務ダッシュボードを紹介させてください。業種や上場市場、各財務指標で企業のスクリーニングができるページです▼
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実際にダッシュボードを操作している様子を確認したい方はX(旧 Twitter)にアップした動画もご覧くださいませ(57秒)▼
ザイマニ財務分析ゼミで共有中の上場企業データセットと連携した"財務ダッシュボード"を開発中🐈 pic.twitter.com/B26wP2H3cT
— ロア | ザイマニ看板猫 (@zaimani_com) June 23, 2024
以上がダッシュボードの具体例となります。ザイマニが提供する財務分析図鑑の絞り込み検索や財務分析スクリーナーと共通点の多いツールですが、相違点も少なくありません。
シリーズ初回となる今回は、そんなダッシュボードの概要や特徴をその他のツールと比較しながら丁寧に解説していきます。また、第2回以降ではザイマニが開発した財務ダッシュボードの使い方に焦点を当てる予定です。こちらもお楽しみに。
なお、2024年6月および7月にザイマニ財務分析ゼミに加入しているゼミメンバーは掲示板より財務ダッシュボード(β)にアクセスが可能です。ぜひお試しくださいませ↓
それでは本題です。
デジタルダッシュボードとは
ザイマニは以下の要件を満たすツールをダッシュボードと定義しています▼
・ユーザーにとって重要な情報(データ)を凝縮している
・表示される情報をユーザー側でカスタマイズできる
・掲載情報がリアルタイム or 断続的に更新される
端的に言えば「ユーザーが確認すべき重要なデータやグラフが1画面にまとめられており、その情報が断続的に更新されるツール」と言えるでしょう。
そもそも、ダッシュボードの語源は自動車や飛行機の計器盤です。例えば自動車なら現時点の走行速度やガソリン残量など、運転手にとって必要不可欠な情報が正面に集められており、それがリアルタイムで更新されていますよね。それらの情報があるおかげで、運転手は「少しスピードを落とすべきだな」「そろそろ給油すべきだな」といった意思決定を効率的に下すことが可能となります。
デジタルダッシュボードも同じです。ユーザーが運転手から経営者、経営企画、SNS担当者に置き換わり、掲載情報が走行速度やガソリン残量から財務指標やインプレッション数に置き換わるだけです。実は皆さんも、日々の業務・意思決定で活用しているのではないでしょうか?
デジタルダッシュボードの事例
様々なデジタルダッシュボードがビジネスシーンで重宝されています。代表的なダッシュボードと利用目的を挙げてみましょう▼
・Google Analytics:Webサイトのアクセス分析
・SNSアナリティクス:XやYouTubeのアカウント分析
・経営ダッシュボード:各店舗、各商品の売上・利益分析
例えば、クラウドPOSレジの「スマレジ」は以下のようなダッシュボードを提供しています。曜日ごとの売上傾向がすぐにわかりますね▼
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経営陣なら売上や利益の推移をリアルタイムで把握するために、ホームページやSNS担当者ならアクセス数やユーザー数の推移を確認するために、といった形でデジタルダッシュボードは数多くのビジネスシーンで活用されています。
では、なぜビジネスシーンでダッシュボードが多用されているのでしょうか?その疑問を解消するために、まずは他のツールと比較したダッシュボードの強みや弱みを整理していきましょう。
デジタルダッシュボードの強みと弱み
以下の3つと比較します▼
比較対象(例)
・Webツール (ザイマニ > 財務分析図鑑 > 任天堂ページ)
・エクセルツール(SHINDAN 倒産診断エクセル)
・Pythonツール (KACHI 企業価値評価ツール)
さっそく結論です。各ツールの強み弱みを表で一覧化してみました▼
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