メンテナンスのための東京滞在

昨日、今日とようやくホッと一息つける涼しさになった東京。窓を開けて外気を取り込みインスタントコーヒーを呑みながら神戸屋の焦がしバターのメロンパンを食べる。なにこれ、絶妙でおいしいなぁ。

さて、コーヒーを飲みながら今日は何をしようかな、と思ったときにふと先日走ってみたいと思った場所に行ってみたくなった。中野区にある平和の森公園内のきれいなトラックで走ってみたい、そういう気分になる爽やかな朝、というかのんびりしていたらすでに10時半を回っているではないか。モグモグ。

神戸屋のメロンパン

先日歩いたときは炎天下だったので少し遠く感じたが今日は2度目なのと気温が低いのとであっという間に目的地に着いた。徒歩で10分強くらいだっただろうか。トラックの方にも涼しくなったためちらほらと走っている人の姿が見える。このトラックは1周300メートルなので理想は10周以上、できれば30分は走りたいところ。走り始めてすぐに体が重くなっているのを感じた。ベルリンでは少なくとも週に2回はスポーツをしているがさすがに東京ではそれができていなかったせいだろう。トラックのすぐ前にある総合体育館内のトレーニングルーム（ジム）に1度行ったのだが、流石に外で走れるような気温ではなかったもんなぁ。それに出発前はとにかく忙しくてほとんど走れてもいなかったのだ。

などと自分を慰めながらゆっくり走る。3周走っては1周歩く、と言うのを繰り返しなんとか5キロ手前くらい走っただろうか。トラックの端のスペースにひっくり返り、呼吸が落ち着いてから足や腰が痛むので念入りにストレッチをする。日本では全ての位置が低くなるので毎回少し具合が悪くなるのだ。途中でボキッと派手な音がした。こわっ。運動大事。行きも帰りもアディダスの青いジャージである。そのままお腹が空いていたのでコロコロと小さくて可愛いお寿司と大好物のハマチを買ってご褒美とした。ぺろり。

日本では毎日がご褒美である

30分走ったあとにこんなに美味しいお寿司を食べれるとはなんと恵まれた国なのだろうか。大袈裟に思われるかもしれないが海外が長いとこういった感想にしかならない人がほとんどのように思える。もちろん中にはお寿司に興味のない在外邦人もいるには違いない。とにかく運動をして汗をかいたあとにシャワーを浴びてから食べる新鮮なネタのお寿司は最高だった。ありがとうございます。食後にほうじ茶を飲んでいる途中で強い眠気に襲われたのでそのまま眠ってしまった。起きたときに「なんか幸せだよな」としみじみした。

苦労がつきものの海外生活とは一体何？

そう思わないでもないが幸せを感じたところでボキッと派手に音がした足のケアも兼ねて近所の銭湯へ出かけた。15時過ぎなのでまだ空いている時間帯である。ジェットバスでコリをホグしそのまま昇天しそうになったが冷水を洗面器でかけてまた別の湯へ入る。ぶくぶくぶく。前回も思ったが日本人が長生きするのは食と銭湯のおかげなのではないのか。血行も良くなるし、高齢者は銭湯が社交場にもなるし。いいことしかないんじゃないのかな。

暗くて寒いベルリンに銭湯とコンビニがあればいいのに、と何度思ったことか。あとは紀伊國屋とかジュンク堂にダイソーかな。ベルリンではジムで汗を流したあとにサウナに入って何とか事なきを得るわけだがいろいろとやはり中途半端でしかない。悲しいことに。

そんなわけで今日もメンテナンスのための1日になった。これを書きながらあくびしか出ないのでそろそろ寝よう。