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イヤイヤでも続けることにご利益あり
久しぶりによく眠れた土曜日。今朝はありがたいことに息子のサッカーの試合が入っていないからだ。今週末は珍しく日曜日の午後らしい。毎週土曜日は相方が母親の様子を伺いに行くのでほぼ不在なのだが、日曜日であればサッカーの試合に連れて行けるので、ベルリン市内を横断する必要もない。今週は木曜日の夕方に往復2時間かけて試合に参加してきたばかり。さすがに週2で送り迎えというのは御免被りたい。
息子の方はといえば、やめてしまうんじゃないかというくらいサッカーの練習に行かなくなっていたのだが、トレーナーから注意喚起があり、今年に入ってまた週に3回のトレーニングに休まず通うようになった。定期的に行くようになって、また試合にも呼ばれるようになったというわけである。試合では可もなく不可もなく、というプレーをしている印象だ。
私の方はというと、相変わらず日常生活にはこれといった変化や刺激もなく、日々淡々とトレーニングばかりしている。それこそ筋トレかジョギングばかりしているので、常にどこかが筋肉痛なのだ。ただ、その甲斐もあってかホームドクターで受けた血液検査は全て正常値(Alles top!「全てヨシ!」)だった。継続は力なりのいい例である。しかも昨年から冬だというのに一度も風邪らしい風邪もひいていない。インフルの予防接種を受けたのが良かったのかもしれないが、ここまで体調を崩さないのは個人的には奇跡に近い。確か1年前の年末はぎっくり腰、2年前は発熱で寝込んでいたはずである。
冬場は足元が悪いので頻度は落ちているが、それでも定期的に走りには行っている。ただ、毎回イヤイヤ公園に向かっているというのが正直なところだ。そのくらい持久走が苦手なのである。「嫌やけど行ってくるな!」と子どもたちに半ばヤケクソで声をかけて走りに行くんだけど、娘にいつも「そんなにいやなんか」と呆れられている。
誰が好んでハーハー息を切らしながら20分も走りたいんだよ、ただの物好きじゃないのか…
こんなことをブツブツ思いながら公園に向かうわけだ。モチベーションはSpotifyの「マイリスト」。音楽がないと、とてもじゃないが走る気にはなれない。それでも一度走り出すと、最低3キロは走らないと、という変な意志が生まれてしまう。2キロでもいいのに、3キロ走ろうと無理をするわけだ。この無理に最後の2周を走っているときが一番辛い。できればすぐに立ち止まってインターバルを置いて息を整えてから走り出したい。耐えろ、耐えるんだワタシ…
誰に頼まれたわけでもないのに脳内では自分の弱い意志とのバトルが繰り広げられる。
「もうええやん、歩いたら?」「倒れんで」「無理して何になるの?」
えぇーい、やかましい!やると言ったからには最後まで走るのじゃー!
で、なんとか3キロ。5キロでも10キロでもない。とほほ。でも、3キロ。よくがんばった。はい、ストレッチ開始〜。自分でも厳しいトレーナーだと思う。ストレッチを3セットしてようやく帰宅となる。今日はとてもいい天気だったので、上体を後ろに倒してストレッチをしたときに空が見えた。
あー、こういうのがいいんだよね!スポーツ最高!
人間、単純にできている方が何かと楽しい気がする。考えすぎても仕方のないことも多い。そういうときはまず体を動かしたり、美味しい物を食べたりして、後からゆっくりコーヒーでも飲みながら考えればいいのだ。
走った後にプリンを食べたら気分がよくなった。ただ、眠くて考え事はできなくなってしまった。でも、多分それでいいんだろう。
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