ある日曜日の散歩
今日もよく晴れている。
金曜日と土曜日に続けて2キロずつ走ったので、今朝も2キロ軽く走りに行くことにした。7月までは3キロ走れていたのに、8月に夏バテで体調を崩してからまた3キロの壁が越えられなくなった。まぁそれも仕方がない。そのうちまた走れるようになるだろう。
涼しくなってから朝のジョギング中に他のジョガーとすれ違うことが多くなった。走るには最適の気候だからだ。
たった2キロ走ってストレッチをするだけで、その日は結構眠くなる。今日は息子が絶対にみんなで散歩に行く、というのでフリードリヒ駅を目指してトコトコ歩いた。
眠いしお腹も空いている。走るといつもこうだ。
観光地を通るルートなので写真をスマホで何枚か撮ってみる。
世界遺産のベルリン博物館島にあるボーデ博物館。コロナウイルスのパンデミック化によって今年の3月から閉鎖しており、再開するのは10月中旬の予定だ。
観光客の足が戻りつつあるのか、シュプレー川の遊覧船には利用客の姿が見られる。
右のGoogleキャンパスとの対比がユニーク。左側の建物は修復中の東独時代のプラッテンバウと呼ばれる集合住宅。
お昼は息子イチオシのピザ屋さんで。大きいので4人で2枚頼んで十分。
駅の本屋さんでコミックを買うのが外出制限の3月から定番になっている。たまには物語も読んで欲しいんだけどなぁ。ワンピース、ナルト、ドラゴンボールなどが人気。ブリーチも売っていた。最近、ドイツ語に翻訳されたコミックの種類がどんどん増えている。価格帯は7から10ユーロくらい。
ベルリンの歴史をまとめた雑誌。これはなかなか面白そうなシリーズ。たまにはこういった雑誌を手に取ってみるのもいいかも。
フリードリヒ通り駅はベルリンの壁があった時代には検問所があった場所。この通称トレーネンパラスト「涙の宮殿」と呼ばれる建物は東独時代に自由に西ベルリンに行けなかった東ベルリン市民が西側からの訪問客と涙を流しながら別れを惜しんだことからその名が付けられている。
現在は当時の様子などを撮影した写真などの展示が見られるようになっている。まだ中に入ったことがないので近いうちに覗きに行ってみようと思っている。
相方は西ベルリン育ちだが、両親が東独出身で壁建設前に西側に移住したこともあり、親戚などを訪ねる際に何度もここを通って東ベルリンに入ったことがある。
「嫌な雰囲気だったのを今でもよく覚えているよ。壁崩壊の後にここでコンサートをしたことがあるんだけど、変な気分だった。」
相方にとっては過去の記憶と結びついている場所。展示を見よう、という気には到底ならないだろう。
いつでも行ける場所というのは、なかなか機会がないと足を運んでみないものだ。私にとってはここもそんな場所のひとつである。
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