Coco♡愛を形にするアート作品
今日は友人の工房に子供たちを連れて出掛けた。行く前から息子はいつものようにソワソワ。
ママ、何するんかな?
何食べんの?
途中でつまらなくなったら帰っていい?
事前に予め段取りを立てておきたい息子は、こんな風に矢継ぎ早に質問をしてくる。とにかく慌ただしい。そう言えば、先日も朝カフェに出かける前にこんなことを言われたんだっけ。
ママ、今日のお昼はもうピザでいいで。だってママ、そうしたら作らんでいいやろ。
帰ってきてすぐにまたフィジオセラピーの予約が入っている、という話をしたらこんなことを言っていたのだ。段取りの人。コーディネーターのコーディネートを進んでやっているのだから大したものである。
ありがと。じゃあ、そうしよっか。
そんなわけなので、時間になっても家に帰って来なかったりするとすかさず電話が掛かってくるのだ。
ママ、今どこ?もう〇〇時やで!(もうちょっと巻いてくれる?)
やれやれ。なぜ遅れたのか、そしてまだ間に合うことを説明すると、それ以上は電話を入れたりはしない。そこはわきまえているようだ。助かる。ちなみに息子は9歳だ。
話が逸れてしまったが、そんなわけで今日は子供たちにとっては、初めての場所へ行くことになった。最初の5分くらいは大人しかったが、慣れてきたらまた騒がしくなった。
友人はモノ創りをする人なので、切れ味の素晴らしくいいカッターナイフから始まり、カッター台、ミニキャンバス、撮影スペース、各種照明、レーザーのカラープリンター、アンティークな本やポストカードなどワクワクするものに囲まれている。
子供たちも何をすればいいのか!?できるのか!?と、かなり構えていたが、結局一番簡単な方法を教えてもらい集中して作業をしていた。家でも再現できるといいなぁ。どちらかといえば「動」タイプなので、なかなか落ち着いて作業している姿を見る機会がないのである。
美味しい和食を食べながら、「日本に行けないよねー」なんていう話になった。子供たちの頭の中では、日本=おいしいご飯ということになっているのだろう。
「大丈夫!なかなか日本に行けないけれど、ベルリンでもおいしいご飯は食べられるし、お友達もいるから!」と言うとそやなー、と納得していた。
そう。今度はみんなでラーメンを食べに行って、かき氷も食べよう。日本語で注文できるクレープ屋さんまであるらしいよ!
友人とプロジェクトの話しや、今後やりたいことなどについて色々と話しができた。そして、今、自分の周りにいる友人に共通する意見がこちらだ。
自分は特に何もしていないのに、暇さえあれば人のやっていることを批判ばかりし、揚げ足を取ったりする人がいるのはなぜなのだろう。それよりも、やりたいことに集中したり、やりたいことのために勉強したいよね。
そうなんだよなー。人を批判する前に、そのエネルギーと時間を使って、自分でもっと何かを突き詰めて考えてみたり、文章を書いたり、モノを作ってみたり。実際に手を動かしてみる方が精神的に格段にいいような気がするのだ。今はその方が自分にはしっくりくる。
もちろん、ここでいう「批判」とは、議論すら生み出せない類の顔見知りに対する「悪口」のようなものを指して言っているのだ。こうでも書いておかないと、すぐに別のものに結びつけたがる人もいるようなので敢えて断っておくことにした。
息子は作品作りの題材に、今彼が一番好きなものを選んだ。パグのCocoである。作品は乾かなかったので写真に撮ることができなかったが、その後でせっせと何やら描いていた。その絵が、今日のタイトルイラストである。
何かを作る楽しさを知って欲しいなぁ、と心から思う。毎回、色々と教えてくれたり機会を与えてくれる友人たちには感謝の気持ちしかない。