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意外な方法で長生き出来そうだから記す


子供の頃、親が死んだらどうしようと良く考えた。

我が娘もそんな事を考えているようだ。

ちょいちょい、パパは1000000000000歳まで長生きしてくれと言われた。

後999999999959年も生きないとならんのかぁ。

なるべくその期待に応えたい。

そんなこんなで。

先日、次女がパパが死なないでいられる画期的な方法を思いついたらしいので、その内容を聞いてみたら意外な方法だった。



今際の際

真っ赤な夕日が見える。

夜になる事を望んでいないような強い光が私の目を刺激した。

暗くなる前に家に帰らねば。

今日は好きなテレビ番組があるんだ。

地蔵が見守る交差点で、また明日遊ぶ約束をして友達と別れた。

黒い自転車のペダルを漕ぎ始めた時にふと気がつく

嗚呼、これは走馬灯か。

家族が私が横になるベッド囲んでいる。


ありがとう。

楽しい人生だった。

天国で先に一杯やってるよ。

ゆっくり生きてからおいで。

頬を小さな涙が撫でる。

私の意識が無くなり、目を閉じるその刹那


次女は私のまぶたを中指と人差し指で


ガっ!

と、押さえ込むらしい。

目を閉じなければ死んでいない。

戦い続ける限り負けてない。

なんて強引な延命治療。

次の医療学会で発表した方が良いレベル。






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