完璧主義者必見!上手な戦略的撤退の考え方
人間には色々な悩みがありますが、
その中でも多くのウエイトをしめているのが
人間関係における悩みだと思います。
そんな時によく耳にする格言がありますよね。
「他人と過去は変えられないが、自分と未来は変えられる」
(もともとは、カナダの精神科医エリック・バーン氏の言葉のようです)
本当にその通りだと思いますし、
相手を変えようとする前に自分が変わった方が早い、
また自分が変われば相手も変わるということもあると思います。
そういう意味では非常に学びが深い言葉ですよね。
ですが、自分がいくら変わろうとも
どうにも状況が好転しないケースというのも時にはあるものです。
そのようなとき、つい自分を追い詰めてしまいがちな
頑張り屋な皆さんのために
「一旦退避」「勇気ある撤退」という選択肢を
もっておくことも重要だ
ということをお伝えしておきたいと思います。
あなたが今
「あの人のこういうところがよくない」
「あの人がこうしてくれたら私だって…」
というように相手の責も含めて考えているようであれば
まだ少し安心なのですが、
(これ一辺倒はもちろんダメですよ!笑)
「自分が悪いから」
「自分しかあの人を受け止めてあげられないから仕方ない」
など自分の足りないところしか浮かんでこないようなら
危険信号だと思った方がよいでしょう。
そういう状態でいかに自分のことを変えよう変えようと思っても
なかなかいい方向にはいかず
「自分さえ頑張れば」、「自分がもっとうまくやれば…」と
自己否定をしてさらに自分を追い込んでしまう可能性があるからです。
そういう自分に気づいたら、
まずは一旦退避して心を落ち着けてみましょう。
それが数分間なのか、数日なのか、数か月なのかは
皆さんが抱えているものや状況にもよると思いますが、
長い人生なのだから「戦略的退避」をして
英気を養い最後に勝てばいいのだ
という気持ちでいるだけで救われることもありますし、
落ち着いて前を向き、改めて自分と向き合えたり
問題解決にエネルギーを使うことができるかもしれません。
重要なのはその時間を自分の考えだけで埋め尽くして、
改めて自己否定を深めることがないようにすることです。
(それでは悪循環になってしまいますからね!)
最終的に自分の人生に責任を取れるのは自分しかいませんが
だからといって自分だけでなんとかする必要はありません。
誰にも迷惑をかけない人生は基本的にありえませんから、
上手な迷惑のかけ方を学ぶくらいのつもりで
誰かに頼ったり環境を変えたりする選択肢も頭において
そのうえでめいっぱい今を必死に頑張ってみてください。
逃げ道を用意したら頑張れなくなるかもと思う方も多いですが、
逃げ道も用意しておいたほうが、
案外もっと頑張れたりするものですよ!
頑張るのは良いことですが、やりすぎて心身ともに参ってしまう前に、
常に自分の心と対話して上手にコントロールしてみてくださいね♪
一人では難しいなと思えば、
プロのカウンセラーの力を借りることなども一つの方法です。
第三者にきいてもらうことで問題が明確になることも多いですからね。
悩んでいる方は是非お気軽にお問合せください。
URL: https://f-zac.com/contact
人事コンサルタント
金森秀晃
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