2時間で読める本を5時間半かけて読む先にクレヨンあり。
このnoteは上記の本を読み、考えを巡らせ、絵を描いた話です。
たぶんこわい本ではないけど、ちょっとこわい本。これまでいかに…いかに読んだつもりになっていたことか!!
読むって、もっと広がって広げてっていいんですね。
読書が好きな方も嫌いな方も、おじいちゃんもお嬢ちゃんも、いつもは頑固な魚屋の親父も角の猫も、、、、LOVEマシーンのサビみたいになりましたが、どうぞ覗いてってください。
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この本のなかではいくつか読んでほしいとされる文章が紹介され、演習のように徐々に考えを巡らすことができます。
最初に紹介される文は、詩。
これを読むことに挑戦させられるところからはじまり、こころをムギュッと掴まれました。
筆者の高橋源一郎さんが一緒にそっと読み進めてくれるので、「ああ、読めてる!読むとはそういうことか!」と、楽しくなってきます。
とにかく、面白いのです。
なにか忘れてた…って気付いちゃうんです。
一時間目とされた章に、オノ・ヨーコさんの書かれた、文章とも言えない、標識のような、詩みたいな〝ことば〟が載っていました。
こういったことばが続きます。
これらを「読む」ことで、絵を描くに至りました。
もったいぶらず、載せちゃいます。えい。
なんじゃこの絵は、とお思いでしょうが、どうぞ読み進めてくださいまし。
オノ・ヨーコさんのことばたちを、筆者はこう表現しています。
その後、こんな「読む」を提案してくれます。
私の書き込みたいと思った言葉は「さあ、今持ってる飲み物で洋服に絵を描いてみよう」でした。
もちろん、全然サラッと出てきませんでした。
うーーーんうーーん…いでよ私の中の小さな女の子よぉーーーーーという具合に、無邪気な自分を呼び覚ますように掘り起こすように探して探して…ようやく誘い出せたときに、パッと閃きました。
たぶんそのときの顔は、ニヤッとイタズラな顔をしていたと思います。お客様用のおまんじゅうひとつ盗み食いしてるような。
もう一度、絵を貼っておしまいにしますね。
ぜひ、本も面白いので手に取ってみてくださいましまし。イタズラな顔にも、眩しい顔にも、苦い顔にもなれる本です。
いや…
2時間で読めるけど、2時間じゃ読めん!!!