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私は「エッセイ」を書けているのか?
自分が書くもののことを便宜上「エッセイ」と呼ぶことが多い私に、ぐさっと刺さったこちらの記事。
そそそ、そうなんです。実は私も、自分が書いているコレがエッセイなのか、ずーっと疑問に思っていて――と、頷きながら読んだ。
でも、いざ辞書を引いて定義を確かめてみるととても懐の深い言葉なので、私の書くあれこれも、一応エッセイと言えるのかな? とも思えてくる。
エッセー(essay)
① 文学の一ジャンル。自由な形式で書かれ、見聞、経験、感想などを気のむくままに書き記した文章。随筆。
② 特定のテーマに関する論述。随筆風小論文。小論。評論。論説。
ずい‐ひつ【随筆】
自己の見聞・体験・感想などを、筆に任せて自由な形式で書いた文章。随想。エッセー。
じゃあ私がときどき覚える、この違和感はなんなんだ。どうやら辞書的な意味のほかにも、自分の中で勝手に定義づけしてしまっている条件がありそうだ――そう思ったのをきっかけに、ちょっと深堀して考えたくなった。
専門家でもなんでもない素人の頭の体操なので、正確な定義づけを知りたい! という方には向かない内容となっています。
せんない言葉遊びにご興味がある方は、よろしければ覗いていってください。
■結論:あんまり書けてない
考え始めるにあたってまず試したのが、自分自身がnoteで書いた直近20本の記事を「エッセイだと感じるもの」「エッセイだとは思えないもの」に分けて、その共通点を探ってみるというもの。
仕分けた結果、エッセイだ、と思えたものはなんと4本だけだった。5分の1。予想よりはるかに少なくて動揺する。
なんだかんだ、書いてる記事の半分くらいはエッセイなんじゃないかしら、と思っていたのだ。だからnoteを書いているという話をするときも「エッセイとか書いてます~」みたいなことを言いがちだったんだけど、実際はこのありさま。そりゃことばと広告さんの記事でぶんぶん頷くわよ。
これらの仕分けは本当に感覚的に行ったものだけれど、じゃあその無意識の「線引き」を言語化すると、どういうものになるんだろう?
■それははたして「読み物」なの?
作業しているうちに気づいたのが、ある記事を「エッセイではない」箱に入れるとき、迷わずに放り込めるものとそうでないものがあるということだ。そして、迷わずに放り込めるものの共通点は、私がそれを「読み物」としては書いていなかった、ということ。
読み物というとこれまたファジーな言葉だけれど、条件の一つは「読むこと自体を楽しむための文章」か否か、だと思う。
……ん? なんか余計にややこしくなったかも。
もう少し具体的に言うと、私にとっての読み物は、「実益<娯楽」の文章だ。これは内容というよりは、スタイルの話。
たとえば、数少ないエッセイ判定を受けたこちらの記事。
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