見出し画像

世界最古のスパイスを使って食後血糖値をコントロールする!!(糖尿病患者は要注意!)

世界最古のスパイス

ケイヒ(挂皮、シナモン)

古代エジプト以来の最古のスパイス、生薬

ケイヒは、甘い香りを持ち、嗜好品から薬剤まで幅広く使用される生薬です。

中国やベトナム北部に分布する常緑高木で、樹皮は桂皮、「枝は桂枝、果実は肉桂子と呼ばれ漢方薬の素材、中華料理のスパイスとしてよく使われいます。

ハーブ名はシナモンで、世界最古のスパイスといわれ、エジプトでミイラの防腐剤として使われています。

根皮や樹皮の精油中ではケイヒルデヒドが主な成分で、ほかにケイヒ酸、オイゲノールを含みます。

血行促進、血糖値コントロール

毛細血管の血行を促進し冷え症を改善すること、冷えからくる風邪の諸症状を緩和すること、胃腸の調子を整え、食欲不振、消化不良、吐き気、下痢などの症状を緩和することなどの有効性が認められています。

ほかにも、殺菌・防腐、血糖値調整、鎮静などの有効性Ⅱ型糖尿病患者または糖尿病前症の患者におけるシナモンおよびシナモン抽出物の摂取は空腹時の血糖値の低下との関連が認められたとの報告があります。

また、Ⅱ型糖尿病患者によるシナモン摂取で、空腹時血糖とHbAlcの低下報告があります。

シナモンエキスの摂取で、抗血栓作用、中枢神経抑制(解熱.鎮静)作用が報告されています。

また、シナモンエキスは種々の免疫メディエーターに対して作用することが示され、抗アレルギー作用も報告されています。

精油中のケイヒアルデヒドに、大腸菌、カンジダなどに対する殺菌作用があると動物実験ですが、ケイヒアルデヒドに、睡眠延長作用、解熱作用、鎮静作用があるとされています。

適量摂取、糖尿病患者は要注意

過剰量を長期にわたって摂取することは危険性が示唆されています。

血糖値を低下させることがあるので、血糖低下作用のあるハーブやサプリメント、糖尿病治療薬の作用を強めることが考えられます。

糖尿病患者は、注意して用い、血糖値をモニタリングしたほうがよいと思われます。ケイヒを含む製品にはクマリンを多く含むものがあり、肝障害が起こる可能性も考えられます。

#冷え症 #風邪 #食欲不振 #消化不良 #高血糖


いいなと思ったら応援しよう!