【短歌四首】暑くても秋
ぐずぐずとうろつく夏をあしらって彼岸になれば燃える赤色
暑さにも混迷の世にも動じない彼岸花の体内時計
「難しいことじゃないのよ、その時が来れば咲くだけ」彼岸花談
真夏日が居座ろうともすじ雲を薄く伸ばして空は十月
十月というのにまだまだ暑いですね。
三日前、横浜は真夏日でした。第四首は、その日に詠んだ歌です。
時期を過ぎてしまいましたが、彼岸花の歌を載せたかったので、第一首から第三首に並べました。
暑かろうが涼しかろうが、彼岸にぴたりと咲いてみせる彼岸花のブレなさに、毎年のように目を見張ります。
★Kindleで詩集『戯言―ざれごと―』『寓話』発売中★
(kindle unlimitedご加入の方は無料です)
いいなと思ったら応援しよう!
作品を気に入って下さったかたは、よろしければサポートをお願いします。創作の励みになります。