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乾物シリーズ「昆布」

早速、昆布の歴史から。
歴史はとても古く、平安中期の法典である「延喜式」(927)にもその名が記載されている。東北地方より北でしか採取できない。
平安時代から鎌倉時代にかけて生産者が増え、江戸時代から北前船の発達によって北海道から日本全国に運ばれ、珍重されるようになった。

製造方法
採取した昆布はその日のうちに浜で天日干しにして水分をとったのちに、室内でさらに水分調整して保存する。

栄養成分
ヌルヌルしたぬめり成分は水溶性食物繊維のアルギン酸で血中のコレステロールを下げる作用があると言われています。
ミネラルの宝庫でもあり、甲状腺ホルモンの材料として成長促進や新陳代謝を促す栄養素であるヨウ素も含まれる。

品質の見分け方
香りがよく、肉厚でしっかり乾燥しているものが上質。色はやや緑がかって艶があるものが良い。また、表縁に付いている白い粉はうまみ成分のマンニット成分です。

保存方法
直射日光や湿気を避けて乾燥したところに保管すれば、味を損なうことなく2〜3年保存できる。
万が一湿気を吸っていても軽く天日干ししてから保存するとよい。

昆布だしの取り方
水に一晩浸けて、冷蔵庫のなかへ。2、3日にうちに使い切る。

昆布の種類と特徴
利尻昆布・・・上品なだしがとれる。
羅臼昆布・・・コクのあるだし
日高昆布・・・食べるための昆布
真昆布・・・グルタミン酸が一番多い。

中医学・薬膳からみた昆布。
昆布含め、黒い食べ物は補腎すると言われていて、老化防止などに役立ちます。そして体内の余分な水を外へだすことが期待されます。

では今日はこの辺で〜


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