痛みも受け止めながら、自分に忠実に生きる
「あなたとは、一緒にやっていけない」と、
お世話になろうかなと思っていた人から、言われた。
ものすごく、グサッときて、悲しかった。
相手が挙げた理由には、自分にも思い当たるところがある。
やっぱり、私がいけないのかな。
でも、と、しばらく経ってから、思った。
私が逆の立場だったら、こうしてほしいと思うことをしたつもりなので、
お互いに、望んでいることが、違っていた、ということなのかもしれない。
だから、全面的に、私が悪い、ダメなんだ、と、
自己卑下しなくても、いいんじゃないか。
誰からも好かれたい、嫌われたくない思いの強い私だけれど、
そんなことを、少し思えるようになったんだなあ、と思う。
誰からも、嫌われたくなかったら、
自分を抑えて、相手に合わせていればいい。
でも、もっと深い関係を築きたい、と思ったら、
一歩踏み込んで、自分の思いもちゃんと伝えていくから、
上手くいって嬉しい時も、逆に上手くいかなくて傷つく時もある。
そう思うと、
「一緒にやっていけない」と、相手が正直に言ってくれるのは、
心が痛むけれど、
「ああ、自分と相手は、違うんだな」とわかって、
お互いに、無理して合わせなくて済む。
そして、「私は、どう生きたいんだっけ?」と、
再確認するきっかけになる。
痛みを避けないで、受け止められるようになれた分だけ、
自分に忠実になれていることを感じた。