自分の中の矛盾に気づいて、ほどく
「いろいろなことに一生懸命取り組んできたけれど、何だか、物足りない、心が満たされない、私が本当にやりたいことは、何だろう?」
ということを、ずっと考えて、
あれかな、これかな、と、学んでみたり、体験してみたりしても、
何だか違う、わからないなあ、見つからないなあ、
と、ぼやいていた私。
自分のことが、いろいろとわかってきた頃に、ある時、ふと、気づいた。
未知の世界は、どうしても怖くて、失敗したらどうしよう!
と思っているから、
”私のやりたいことは、何だろう?”
と考えても、自分のできそうな範囲内のことに、
自分で無意識のうちに、留めてしまっていたんじゃないか。
自分が出来る範囲のことを、完璧にこなすことはしてきたつもりだし、
それができると嬉しいには違いないけれど、
それでは満足できないから、
”私のやりたいことは、何だろう?”
と考えていたのに、
自分ができる範囲を超えないところにイメージを留めていたから、
いつまでたっても、
”私のやりたいことは、何だろう?”
と、堂々巡りをしていたのではないか。
そんな矛盾に気づいたら、自分で笑ってしまった。
自分の出来る範囲のことを完璧にこなして、満足するか、
自分ができるかどうかわからない世界にチャレンジしていくか、
どちらかを選ぶとしたら?
私の心の奥の答えは、前から決まっている。
頭が、「失敗したくない、笑われたくない」と、止めていただけ。
そうやって、冷静に自分を見られるようになって、ようやく、
「こわいけど、行くよ!」と、決めることができた。
もちろん、ガンガンになんて、進めなくて、
「私になんて、無理なんじゃない?」と、すぐに弱音をはくけれど、
「だから私はダメなんだ!」と、自分で自分を批判せずに、
そんな弱気な私も認めながら、
「で、どうしたい?」と、自分に聞き続けられたら、いいことにしよう、
と思った。
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