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素直に、楽しんでいい

「真面目」なのは、いいことだ、と、ずっと思っていたので、
「真面目な人」でいることで、自分はみんなに受け入れてもらえる、
と思っていた。
そういう在り方しか、わからなかった、と言った方がいいかもしれない。

「真面目」だと、問題が起こりにくいので、周りの人にとっても、無難だと思う。
でも、「真面目」であり続けるために、いつのまにか、自分の素直な気持ちを抑えていたと思う。

そして、一番問題だったのは、「自分の素直な気持ちを抑えている」こと自体に、自分で気づいていないことだったのではないか、と思う。

真面目に、親の言いつけを守り、
真面目に、学業に励み、
真面目に、仕事に取り組み、
真面目に、家事や子育てをしてきた。

友人と遊んだり、家族で旅行をしたり、楽しいこともしてきたけれど、
どこか、その楽しみが、別世界の出来事のようで、
素直に全部を受け取れない自分を、感じる時があった。
「自分がこの楽しみを受け取って、いいのかな?」と遠慮する気持ちが、
あったように思う。

それは、「自分が楽しいと思うことを、素直に楽しんでいい」と、
自分に許可できていなかったから、なのだと思う。

久しぶりに、友人との楽しいひと時を過ごした後に、
「ああ、そうか、そういうことだったんだ!」と思った。
「もっと、私は、素直に楽しんで、いいんだよ!」と思った。

そんなことに気づけるようになるまで、
自分の素直な気持ちを大切にできるようになってきたことが、嬉しかった。

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