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自分の素直な気持ちに、価値を見出す

週1回、家全体をちゃんと掃除の日は、掃除に2時間かかる。
この時間を費やすのが、しんどいなあ、と、思う。

しんどいなら、止めればいいのだけれど、
乱れや乱れの不快感を感じる空間で過ごす方が、いやなので、
しんどいなあ、と思いながらも、毎週、黙々と掃除をしている。

家事なんて、価値がない、外で働いて稼ぐことに価値がある、
みたいな考え方が、意外に、自分の中に、根深く根付いている私は、
できればやりたくないけれど、やむを得ずやらざるを得ないから、
「いかに効率よく、サッサと済ませるか」ということばかり考えながら、
掃除をしていることが、多かった。

鏡を拭く時に、「いつも、私達を綺麗に映してくれて、ありがとう」など、
時々、家の中のものたちに、お礼の気持ちを伝えている自分は、
少し変なのかな? と思ったりしていた。

近頃、「ありがとう」という言葉が、人間に限らず、あらゆるものによい影響を与える話が、あちこちで聞かれるようになってきた。
掃除の力が生み出す空気感が、人の感動を呼ぶ話もあると聞いた。

そうか、”掃除なんて、価値のない作業” という、今まで「人からもらっていた価値観」を手放して、
「本来自分が素直に感じて好んでいた心地よさや、まわりのものたちに感謝する気持ち」を、そのまま自分で認めたら、いいんじゃないか。

そう思って、恥じることなく、家の中のものたちに、感謝しながら掃除をしていたら、何だか自分のエネルギーも浄化されて高まっていく心地よさを感じた。

「どんな思い込みを持つかで、こんなに自分への影響が違うんだなあ」
と思った。


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