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大切にしたい価値観を、腹から感じる

自分が大切にしたい価値観を、
たくさんの単語の中から好きな言葉を選んでいくことで、
改めて認識するワークを、何度かしたことがある。

自分が好きな言葉を見るのは、気持ちがいいので、
「そうそう、これだよね!」と、
自分で納得しながら、単語を選んでいる時間は、楽しい。

今回、これとは違うことを、やってみた。

静かに座って、自分のお腹の丹田に意識を向けて、
「今、どんな気分?」と、聞いてみた。

静かに待っていると、
バスに乗って出かけるシーンが浮かんできた。
そのバスの景色が流れていき、
着いたところは、母が生きていたころにあった実家だった。
今は、誰もいない。

「お母さんは、どこ?」
と、探している自分がいた。
そして、母のことが、思い出されてきた。

そうか、こんなに大人になっても、年月が経っても、
小さな頃、母を探していた私が、まだ自分の中にいたんだ!

頭の中では、そんな恥ずかしい、と思うことは、なかったことになっている。

母をどれだけ大好きだったかを、思い出した。
いつも元気で、明るくて、
自分がどんなに大変でも、頑張り屋で、
そんな母の愛を、たっぷり受ける幸せに、尽きることなく浸っていたい、と、小さな頃に、思っていたのではないか、
その思いが、今も自分の中にあるんだなあ、と思った。

以前に、別のワークで、
「愛」「さみしい」という言葉が出てきたのは、
こんな思いとつながっていたのではないか、と思った。

「愛の気持ちを広げていきたい」という、
自分の思いの背景に、こんな思いがあったことに気づけたら、
自分の中の「大切にしたい価値観」が、よりしっくりと、大切なものに感じられた。

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