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「地域活性化」〜お金を稼ぐことを恐るな!

この一ヶ月、出張やら、旅行やらで、うろうろしていました。様々な場所を回っていましたが、地域活性化をしている宿命的な職業病で、行って体感したことを今日はしたためます。

印象的なのは、福岡ですね。九州に転勤になった大学時代の親友と会い、いつも通り、どこでもできることで遊んでいました。(笑)

が、ちょうど幸運なことに「MUSIC CITY TENJIN」というローカル音楽イベント(フェス)をやっていて、感ずるところがありましたね。天神のあっちこっちで小さな音楽ステージがあり、あまり知られていないアーティストが路上ライブ的に音楽を表現していたんですね。一方、お客さんは立ち止まって、暖かな眼差しで見守っていました。この関係性いいですね。もうほんと素敵で、寛容です。このイベント、結構、歴史があるみたいで、売れる前の時期の現在のブレイクアーティストが出ているみたいです。

これを観て、思ったんです。広島、ちょっと頑張らないとな、と。

都市の規模も違いますし、隣の芝は青い的なバイアス等もあり一概には言えないのですが、圧倒的に開かれているという印象なんです。この正体はなんなんだろうなぁと思うんですよね。

まず、イベントパンフレットを観ましたが、福岡の会社だけではなく、全国の会社を巻き込んでいることが分かりました。ビジネス的な観点で行くと、スポンサーとしてお金を落としてもらえる仕組みになっていることですね。どうしても、このようなイベントでは内輪でやりがちです。地域を「感情」的に活性化することは十分できるのですが、「ビジネス=お金」的な活性化には限界があります。

このイベントの妙は、お金を流入させていること(言い方は考えないとですが・・・笑)。要は、外からお金を持ってきてもらうというのは、観光を本気で考えている日本経済ですが、基本的な原理は一緒なんです。外からお金を落としてもらうこと。

お金、お金と言っていますが、別にがめついと言った意味ではないですし、それが全てではないというのは当然です。他方、やはりお金を落としてもらって、なんぼなんです、地域活性化は。やはり、綺麗事ではすまない。儲けることが結局は地域活性化なんです。誤解を恐れず言うと、僕はそう思います。

地域活性化って言っても、色んな解釈ができます。私は地域活性化にとって、「感情」的な活性化だけでなく、「儲ける」活性化の視点も強く持つべきではないかと思えてなりません。(もちろん、「感情」的活性化は、「儲ける」ということにおいては、大前提であるというのは言うまでもないです)

このような地域活性化というのは、「故郷」というアイデンティティーに関わることですので、抵抗がありますよね。でも、儲けなければ、雇用を生み出せないし、税収も伸びないのです。そして、お金が回り、勢いのある、いい循環を作り出す仕組みが本質的ではないでしょうか。

「若者、馬鹿者、よそ者」が地域活性化のキープレイヤーになるということは言われますが、アイデンティティーをいい意味で、揺さぶる存在というのは、納得かつ重要なんです。だから、キープレイヤーなんです。

よそ者だからできることって、多くあるんです。

「よそ者を大事にすること」。

よそ者に寛容になっていきましょう。

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