大切なぬいぐるみ
皆さんは、ぬいぐるみは好きですか?
大人になっても、ぬいぐるみに癒やされている方は多いと思います。
私もそのひとりです。
では、子どもの頃に大切にしていたぬいぐるみはありますか?
先日地上波で放送されたディズニー映画、『プーと大人になった僕』を見ました。
あのプーさんの実写映画化。
プーたちぬいぐるみがどのように再現されるのか、見る前は想像がつきませんでした。
現れたプーたちは、もふもふっとしたぬいぐるみそのもの。毛並みは実際に触れている感覚になるくらいに細やかで、ぬいぐるみごとに生地の質感が違うことも伝わってきました。
とくにプーは、ぽってりとしたお腹がぬいぐるみらしさをさらに強め、ぎゅっと抱きしめたくなります。
自分の体をちょっと重たそうにしながら、ぽてぽてと歩く姿も愛らしかったです。
プーの目はとてもつぶらで、心も純粋。
真っ直ぐに見つめられると、思わず見つめ返すのが恥ずかしくなってしまうほどです。
プーが投げかける言葉も、大人になってしまった私には、簡単に答えられないようなことばかりでした。
映画の内容には詳しく触れませんが、
大人になるにつれて忘れてしまったものたちを、そっと思い出させてくれる、心温まるストーリーでした。
プーたちを見ていて思い出すのは、自分の大切なぬいぐるみたちのこと。
小さい頃から大人になった今でも、私のそばにはいつもぬいぐるみの姿があります。
たとえば、赤ちゃんの頃に祖父母がプレゼントしてくれたという、小さなうさぎのぬいぐるみ。
色褪せてはいますが、母が大切に保管してくれたおかげで今もきれいな状態を保っています。
小学校に上がる前に動物園で買ってもらった、パンダのぬいぐるみ。パペットなので、手が入れられるようになっています。
母の手で動くパンダが可愛くて面白くて、何度も遊んでもらいました。
クマのキャラクターの大きなぬいぐるみもありました。抱きしめるとふわふわで、触り心地が最高でした。
親戚の小さい子たちに譲ってしまいましたが、とても大好きなぬいぐるみでした。
クリスマスプレゼントとして来てくれた、本物に似ている真っ白なうさぎのぬいぐるみもあります。
この子も最初の白さを失いつつありますが、今もそばに置いているお気に入りです。
クリスマスだけでなく、誕生日にもぬいぐるみをおねだりしていました。
今までお世話になったぬいぐるみは数え切れないくらいです。
たくさん遊び、一緒に眠り、ぬいぐるみたちに支えられて、子ども時代を過ごすことができました。
大人になって自分で買えるようになった今は、本当に大切にできるかどうかよく考えてから購入するようにしています。
そうして選んだ愛しいぬいぐるみたちに、話しかけたり、一緒にお出かけしたり。
これからも大切に可愛がりたいと思います。
ぬいぐるみさん、今までありがとう。
これからもよろしくね。
2023.04.06 朝