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本屋で30分かけて絵本を選んだ。


この間、本屋でお気に入りの絵本を探す時間をつくった。

1歳児のいる我が家では、絵本のよみきかせをはじめ、一緒に絵本をペラペラと眺めて知ってるものを探して遊んだり、時にぶん投げたり、日々絵本にはお世話になっている。

読み聞かせに関していえば、読み聞かせをした後よく、もっと!と何度も読むことをせがまれる。

その、子どもが「もっと読んでほしい」という気持ちになることはすごいいいことらしい。

読み聞かせのその声が子どもにとって心地の良いものになっている証拠であるから。

それが繰り返されて、やがて言葉を理解するようになり、頭の中でストーリーを想像できるようになっていくんだとか。

先日、保育士養成の授業で教えている先生が書いた絵本の選び方に関する本を読む機会があった。

絵本=「言葉のシャワーを浴びる機会であり、ことばの発達に繋がる」という単純な捉え方をしていた私でしたが

どうやら本を読むことっていうのは、何よりも心を成長させることそのものらしい。

なるほど、ではちょっと集中できる時間を確保して、絵本探してみよう!と意気込んだわけです。

この日の本探しの視点は、

心が動かされるもの

・構成として、ページごとに話が変わるのではないストーリー性があるもの

・年齢別で何歳児向けという情報にとらわれず、読み聞かせる自分が良い本だと思えるという視点


次はどうなるんだろう?とか、あ〜よかったとか、嬉しいなあとか、ドキドキするなあ、とか心の動きが絵本を通して感じられるかという視点で、

本屋で一冊ずつ手に取りながら絵本をみてみた。

すると、絵本にも特徴があるというか、いろんなタイプがあるとすぐに気がついた。

テレビ番組と同じように、いろんな登場人物が出てきて話(シーン)がどんどん展開して、その度に話がプツンプツンと切れるようなのだったり、

絵本の展開自体がちょっと自分好みではなかったり、とにかくいろいろだった。

もちろん、絵本も使い分けというか、この本を通して何を伝えたいかとか、何をしたいか次第だと思うので、心の動きに振れ幅が少ない本も全然よいし、1歳の子どもに与える本すべてを徹底的に調べ上げてからなんてことはしないんだけど、

とにかくこの日は、心を動かしてくれる、読んだあとに良い気持ちになる本、「めでたしめだたし」が言える本が目当て。

手に取った絵本のストーリーに感動でうるっときて、
何冊かはなんなら涙も流しちゃったりもして。
(いい絵本すぎて私の心が震えすぎて読み聞かせできたもんじゃないので、それは選べませんでした)

30分吟味して私が選んだ本は

「チリとチリリ」 どいかや作 でした。


私視点で、特徴をまとめるとこんな感じ。

絵・イラストの雰囲気:手描きの色鉛筆、やさしい、色とりどり

読んだあとの気持ち:ほっこり、一日楽しかったねえ

メッセージ性:その人にあったものが存在するよねえ。十人十色。


絵本紹介サイトでは「チリとチリリ」、
4歳以降対象なんて書かれていたりするけど、そこは気にしないでとにかく自分の感性だけで選んだ。


いざ入手して、読み聞かせをしてみると

1歳児のわが子、親しみを持っているようで、すっかりお気に入りのひとつに。

ほぼ毎日読み聞かせができていて、読んだあとは「もう一回」とリクエストがくる。


このチリとチリリ、絵本の中ではたくさん動物が登場して、食べるもの、寝る場所、それぞれ十人十色だよという展開で話が進んでいく感じ(に私には感じる)、

それは私自身が読んでいて心地がよい

子どもが大人になるその時までに、我が子に伝えたいことは山ほどあるけど、

「人はみんな違う。そしてそれがいい。みんな違ってみんないい。」ということも学んでもらえると嬉しい私としては

こういう一冊を子どもの側に置けているということでなんだかすごくいい気分。

結局最終的になにを身にするかどうかはその子次第だろうけど、それでもなんだか、いい本を選べた気がして嬉しい嬉しい。


みんなのお気に入りの本はなんですか?

子どもがお気に入りということでも、おとなになった今でも記憶にあるあの絵本とか、そういうの聞いてみたいです。

本選んだよお気に入りになってくれたよ、あ〜何歳にはこれ!みたいなそういうのに囚われすぎなくっていいよね!と書きたかったnoteでした!以上!


📷:ハイチェアに一時期座らなくって、我が子に代わって、動物が座っていた時の写真








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