情報共有から感情共有へ、小さな介護施設が「看取り本」をLINEWORKSで作る
介護施設の情報共有をLINEWORKSを使用し、活用方法・事例などをnoteに書きます。職種、年齢、電子機器に疎い人が働いてる介護施設でどうやってLINEWORKSを導入したか、導入した道のりをここに。
こんな人に読んでもらいたい
・LINE WORKS 導入検討してる人
・LINE WORKS 導入してる人
・介護施設で情報共有ツールを探してる人
・職場間で情報共有を効率的に行いたい人
これは秋田県の田舎町の介護施設がみんなで進める情報共有を書いたものです。商品の詳細、説明などはお手数ですが「LINE WORKS」を検索して下さい。
私は介護施設(ショートステイ)で働いている介護職員です。
先日、「お看取り」を当施設で行いました。
当施設では「お看取り」をした利用者・家族へ「看取り本」と題して
介護施設で起きた、思い出を1冊の本にまとめた本を作成してます。
当人を真ん中に関わる職員、家族の思い出を大切に
施設職員が思いを込めて作る「生きた証」
初めは「手書き」だったのですがLINEWORKSを使い「オンライン」で行えるようになったので本日はLINEWORKSで作る「看取り本」の作り方を説明します。(本の作り方については別でnoteを作成する予定です)
と言ってもやることはとっても簡単。
「アンケート」機能を使うだけです。
細かく分けると…
1.写真を集める
2.言葉を入れる
3.利用者へ一言をもらう
をアンケートで作成し通知。これだけです。
こんな感じで(職員へ送ったアンケートの冒頭)
タイトルと趣旨、お願いを記入
写真を選択、コメントでタイトル入力
このような形で「好きは写真」に思い思いのコメントを入れる
実際に看取り本で使用する写真(個人が特定できないように加工してます)
こんなときどうするの?
写真にコメントがなかったら
→担当(井上)が最終的にコメントをつけます。
写真にコメントが複数来たら
→記入してくれた人へ連絡し「今回は違う人のコメントを採用」した旨を伝えます。
LINEWORKSやってないひとはどうするの?
→写真をみせて共有。一言は「手書き」でもらう。
アンケートを活用し8割ぐらいまでの「素材集め」ができれば◎のイメージで、残りは担当(やらさっと会って話したり)が動いて対応する形がスムーズに本が作れます。これを出勤日が不規則な介護施設で行おうとすると基本難しく、「残って待つ、早く来て待つ、休みの日に来る」などオーバーワークになってしまいます(それだけはしないように。皆さんもお気をつけ下さい)
オーバーなのは「思い」だけに
ワークはオンラインで「最小限」
情報共有のために導入したLINEWORKSが
感情共有の役目を果たす。私たちの仕事は「人の最期に関わること」
亡くなったから「はい。おわり」ではない、そこにある感情を
そこで生まれた感情を、そこにあった感情を記憶から記録にするまでが仕事
私たち職員が施設にて一緒に時間を共に過ごす中で様々な表情に出会い
それらをまとめ、看取り本にしていく。思い出を家族へ、そして思い出を本という形にし感謝の気持ちを込めて贈る「看取り本」は人が生きた証です。
最後に「どうやってる作るの?」「もっと具体的に教えて!」とお声あれば
コメントに残して頂けると嬉しいです。