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ICTツールの壁を一歩一歩、越えていく

私は介護施設(ショートステイ)で働いている介護職員です。今日は介護施設で働く介護職員が活用しているICTツール「LINEWORKS」についてお話をします。

こんな人に読んでもらいたい
1.LINEWORKS導入している介護施設
2.LINEWORKS導入担当者
3.導入しているがちょっと行き詰まっている施設・担当者
4.ICTツール導入してみたいと思っている介護施設

秋田県にある田舎町の介護施設がみんなで進める情報共有を書いたものです。商品の詳細、説明などはお手数ですが「LINE WORKS」を検索して下さい。

佐藤ゆずるってどんな人?
ショートステイ介護職員。日勤夜勤をやりつつ3事業所へのLINEWORKS導入・運用指導をしています。ショートステイ(31床/20床)+デイサービス(定員12名)の介護施設で働く職員45名のLINEWORKS導入・運用指導担当。

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弊社は2020年5月より
LINEWORKSを導入しています。

結論:壁を越えるには「試行錯誤」と「事例の積み重ね」

新しいことをやるときはいつだって壁がある。
その壁がどこにあってどう乗り越えるか「越え方」を試行錯誤する。介護の仕事問わず新しいことをやる時の「あるある」今回はLINEWORKSを使ってみて感じた壁と乗り越え方について分析をカンタンな図を使いまとめました。

※私がLINEWORKSを
使用し感じた個人的な見解です。

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新しいものを導入・運用には段階がある

LINEWORKS、チャットワークス、slackなどのビジネスチャット。ケアコラボなどの介護に特化した介護記録に共通して言えることな〜と

Lv.1始めたばかり
→とりあえず触れてみる
例:機能を一通り試す(押したり見たりする)
Lv.2使ってみたけど…
→それっぽく使ってみる
例:会議録作ってみる。報連相やってみる。グループ作ってみる。
Lv.3活用方法がわかってきた
→自社での使い方がわかってきた
例:グループ分け、アンケートの使い方
Lv.4どんどん改善
→あるものを改善しより良く作業時間の短縮・効率化
例:グループ内の統廃合、機能の棲み分け

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レベル3までいけば自発的にLINEWORKSを使い始めることができる。
しかし、レベル2と3の間に「壁」がある。

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レベル2(使ったみたけど…)→レベル3(活用方法がわかってきた)には壁があり頭打ちがある。理由は「「試行錯誤不足」

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「試行錯誤不足」とは事例の積み重ね。やった結果がどうだったのか、どこが悪かったか、どこを直していくかなどの評価と改善を繰り返し(試行錯誤)が少ないこと。「こうします」→「やってみる」→「こんな感じ」→「こうしよう」の循環がなく「これやってみたけど、ダメだった」とか
「ちょっと使いづらいからやめてしまった」などの
理由や課題を追及しないと壁は越えられない。

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試行錯誤、事例の積み重ねを繰り返すことによって「あ、これにすれば良いのか?」「ここはこうすればいいのか」が見えてくる。

自発的にできた事例を2つ

こちらは50代の管理者の話。初めは「私にも使えるかな?」と言っていましたが、小さな事例を積み重ねることで自発的にLINEWORKSを使うことができ今では管理者業務になくてはならないものへとなりました。

日常的にLINEWORKSを使うことができ、家族をLINEWORKSに入れた状態で「看取り」をすることができました。家族とのコミュニケーションは希薄になりやすい介護職員へもリアルタイムに情報が共有でき「私たちの仕事の意味」を認識できた経験です。これも日々の試行錯誤があったからこそ

ICTの可能性

新しいことをやるときはいつだって壁がある。
その壁がどこにあってどう乗り越えるか事例を積み重ねる。「越え方」を試行錯誤する。
介護の仕事問わず新しいことをやる時の「あるある」越え方・積み上げ方はそれぞれだけど、越えられない壁はない。

結論:壁を越えるには「試行錯誤」と「事例の積み重ね」

レベル2で止まっているLINEWORKS担当者へ
私も1人でLINEWORKSを担当していている、いち介護職員です。完璧なんかありません。
ただ「小さいことを回して」自分たち色に染めるだように日々試行錯誤と事例を積み重ねているだけです。LINEWORKSは便利なツールですが、便利は使えてこそ「便利」なんです。流されて、なんとかなく使っていては「不便」になり「仕事の効率」は上がりません。

介護職員は「介護じゃないこと」が苦手です。
だけど「介護じゃないこと」とうまく付き合うことができれば時間を有効に使うことができ、作業効率があがり自分のやりたい時間がとれます。「手書きでやってた30分をオンラインで10分に。浮いた20分を何に使うか」「私は目の前にいるおじいちゃん・おばあちゃんとの時間に使いたい」

LINEWORKS、
ICTはその可能性がつまってます。

最後にこちらのnoteを読まれて「もっと聞きたい!」「これはどうするの?」という方はコメント、もしくはその他SNSから連絡ください。
私自身、自社だけでこの経験を独占するつもりはありません。どんどん事例・課題を今後も共有していきます

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佐藤弦|副業 × サラリーマン
ありがとうございます! おいしいものを食べて、エネルギーにします!!