虎に翼 第42回
①直言が半年も隠していたのは、という悲しい知らせが判明する回。父にとって寅子は、自分が命がけで護らねばという永遠の存在であったということか。 戦前篇は細やかな人物描写や背景美術を観るのが楽しくて録画を何度でも見返したが、巨大すぎる理不尽は息を止めるようにして一度だけ観る。
②戦争という人類の闇を生き残るために、特に「守られるべき存在」である子供に、おとぎの国のような、光しか見えないという決まりごとで出来ている世界観を「心を守る盾」として与える。
③フィクションや娯楽がそういう「心の盾」として機能することは誰にでも理解しやすい。けど、たぶんこの物語はその「盾というよりは水が湧き出る泉のような」ものとしての思想、それに法という名を与えていく…いやまあ、そう読む必要さえもないのかもしれないけど。あくまで各人の私感ってことで徒然。
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