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熱田神宮の摂社につい出雲を感じてしまう

2024年10月15日から18日まで伊勢巡りの旅に出ました。
初日は朝からセントレア空港に飛び、電車で名古屋まで移動しました。
名古屋で見たかった場所は「熱田神宮」
三種の神器のひとつ、草薙剣がある場所なのです。

日本神話において、天孫降臨の際にアマテラス(天照大神)がニニギ(瓊瓊杵尊)に授けた三種類の宝物、すなわち八咫鏡・天叢雲剣(草薙剣)・八尺瓊勾玉の総称で、日本の歴代天皇が古代よりレガリアとして伝世してきた三種類の宝物を指す。

三種の神器 - Wikipedia

草薙剣は熱田神宮、八尺瓊勾玉は皇居「剣璽の間」、そして八咫鏡は今回旅の目的地でもある伊勢神宮内宮にあります。
つまり伊勢神宮と熱田神宮は深い結びつきがあるのです(*^_^*)
そんなことから立ち寄ったのですが、なぜなのか出雲の神様ばかりを見つけてしまい、なぜここに?となっておりました(笑)

そんなちょっと斜めな視点をいれつつ、熱田神宮の摂社を簡単にご紹介。

名鉄神宮前駅で降りて熱田神宮へ

セントレア空港から名鉄常滑・空港線に乗り、約50分かけて名古屋へ向かいます。
名鉄「神宮前駅」で降りていざ熱田神宮へ。
目の前におかげ横丁的な門前町が。こちらは2024年9月6日に開業したばかりの「あつたnagAya」

あつたnagAya
あつた「ながや」?
長屋ね!確かに長屋っぽい。
時間がないので素通り。

駅からわずか5分で神宮西門到着。

駐車場の奥にあるのが西門。

本宮にご挨拶をしてからの遅めの昼食

8分ほどで本宮到着。どんな時でもまず最初は本宮(殿)にご挨拶します。

本宮 御祭神:熱田大神、天照大神、素盞嗚尊、日本武尊、宮簀媛命、稲種命
ここに草薙剣があるとされます。
出雲のヤマタノオロチの尾から出てきた剣が巡り巡ってここにある。

雲・簸川上(島根県仁多郡奥出雲町域)で倒した八岐大蛇の尾から出てきた剣。のちにヤマトタケルが譲り受けた。

三種の神器 - Wikipedia

きしめんを食べるため参道をもと来た道のほうへ戻ります。

本殿そばにある大楠を見る。
中のウロに白蛇さんが住んでおり、時々顔を出すのですが。
そのお姿を見た方は金運爆上がりなんだとか( *´艸`)
今回は会えませんでした(残念!)

弘法大師のお手植えの大楠と伝えられており、樹齢は1,000年を超えるといわれています。
(公式サイトより)
「宮きしめん」さんできしめんを食べる😆

食後、宮きしめんさんから参道のほうへ進まず、お庭にあった「二十五橋」なる橋を渡りました。

二十五橋。名古屋では最古の石橋なのだとか。
もともとは熱田神宮を巡っていたお堀にかかっていた橋で、西行法師も腰かけたと横の石碑にありました(*^_^*)
橋の向こうに降りるとなぜか遮光土偶のシャコちゃんが。
なぜ? (あとで調べよう)
ちなみに片足はどうした?
(本物は片方の足のみ)

摂社末社を見て回る(あれ?出雲系?)

楠御前社 
御祭神:伊弉諾尊、伊弉册尊

「子安の神」又は「お楠さま」と呼ばれ、種々の病気を治し、殊に安産の神としての信仰が厚く、小鳥居に干支や氏名を書いて奉献すると願い事が成就するといわれています。

公式サイトより
境内末社 曽志茂利(そしもり)社 
御祭神:居茂利大神

居茂利大神とは素戔嗚の別名とのこと。そしてソシモリについて、こんな記述を見つけました。

スサノオノミコトは日本書紀の中で、高天原を追放された後、一度朝鮮半島の曾尸茂梨(ソシモリ)という地に行き、出雲の地に向かいます。

牛頭天王とは|蘇民将来の物語やスサノオとの同一説/ご利益やご真言を解説 | 神仏.ネット

天照大神を祀る伊勢神宮の関連の神社のはずなのに、なぜか出雲系の神様を見つけてしまう私。
そもそも草薙剣は出雲系である素戔嗚がヤマタノオロチの尾から見つけたものだから素戔嗚からの出雲系の神様が祀られていてもおかしくない。
天照の弟って設定だし(信じていないけど笑)
うむ。
伊勢神宮のことばかりで、熱田神宮に関してはあまり下調べをしていないため、ハテナがいっぱい生まれてきちゃう。
帰ったら調べることがたくさん見つかる。

こちら曽志茂利社は、大河ドラマ「光る君へ」でおなじみ一条天皇の御代に建立されたとあり、かなり古いお社。
歴史の中では語られていないけれど、古い神社の名前にこうして当時の歴史がひっそり記録されている。
だから私は大きな社殿より、小さな摂社や末社の祠の名がとても気になってしまうのです。

末社 南新宮社 
御祭神:素盞嗚尊
こちらの神宮唯一の丹塗りの社殿。
唯一っていうのも何かひっかかる。
摂社 日割御子神社 
御祭神:天忍穂耳命
(素戔嗚の御子神)
摂社 孫若御子神社 
御祭神:天火明命
(天忍穂耳命の御子神で素戔嗚の孫)

正門から改めて巡るもやはり出雲の神々を見つけてしまう


改めて正門へ戻り入り直しました。
おや?こちらにも鳥居が。
正門左手にあるちょっとした広場に入ります。
摂社 上知我麻神社 
御祭神:乎止与命
古墳時代の豪族・尾張国造の一人で、娘の宮簀媛は日本武尊の妻。
大国主社
こちらは出雲大社の御祭神でもあります。
事代主社
またまた登場、出雲の神、大国主の御子神
別宮 八剣宮
熱田大神、天照大神、素盞嗚尊、日本武尊、宮簀媛命、稲種命
(本宮と同じ神々)
色々と謎が多いお社。
こちらも調べてみよう(*^_^*)
徹社(とおすのやしろ)  
天照大神の和魂(にぎみたま)
 天照大神の荒魂は一之御前神社に祀られています。

参道を挟んで東と西にこちらのお社が。
これって出雲大社で神々をお迎えするための、あの社と同じなの??

西八百万社
東八百万社

これって出雲大社にある八百万の神をお迎えする十九社的なお社なのかなと思って調べましたが、「熱田神宮の本宮から見て東(西)にある数多の神を祀る神社」とのことで。
でも雰囲気が、神在月に出雲に集まった神々が宿泊されるといわれる出雲大社内の東と西に建つ十九社を彷彿とさせていて。

なぜにやたら出雲を感じてしまうのだろう。
私が出雲が好きすぎるせいなのかな。

結果、熱田神宮のレポートというよりは、やっぱりちょっとマニアックな情報を提供してしまうのでした(苦笑)
どこの神社に行っても出雲の神々を見つけてしまいそうな私ですが。
それにしても、熱田神宮は割と出雲系の摂社が多いのではないでしょうか。「神宮」なのに。うむ。
謎もいくつか発見したので、伊勢神宮のレポートをまとめたら、じっくり調べてみようと思います(*^_^*)


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