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偶数を文字式を使って表すと?


1 偶数の初出は?

 「偶数」ということばが最初に出てくるのは、小学校5年生の整数の性質です。

 偶数の定義は、「2で割って余りが0になる数」としています。

2 偶数を文字式で表すのはいつ?

 偶数を文字式で表すのは、中学1年生です。
 文字式で表すことで、簡潔に表すことができるからです。また文字式で表すことで、その後の学習で偶数と奇数の和について簡潔・明瞭に証明できます。

3 偶数を文字式で表す

 小学校の定義から、偶数と2の倍数を同値と捉えて、整数$${n}$$を使って、$${2n}$$と表すのが一般的だと思います。

図1 一般的な教え方

4 別の教え方

 図1でほとんどの生徒は納得します。
 他にもこんな教え方もありかなと思います。

図2 別の教え方

 ただ、この教え方は等式の性質を使っているので、方程式の学習をしないと分かりません。
 なので、その学習を終えて、紹介してみるのもいいかなと思います。

5 最後に

 この記事で伝えたかったのは、1つの捉え方ではなく、色々な解釈が可能ということを実感させたいということです。

 最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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