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「TRIO パリ 東京 大阪 モダンアートコレクション」へ
先週、大阪中之島美術館で開催中の
「TRIO パリ 東京 大阪 モダンアートコレクション」
を見に行きました。
パリ市立近代美術館、東京国立近代美術館、大阪中之島美術館、
3館それぞれのモダンアートのコレクションから選ばれた
作品の展示会でした。
多くの作品が写真撮影がOKでしたので
その中からいくつか気になったり気に入った
作品を紹介したいと思います。
佐伯祐三の「郵便配達夫」です。
この人物の職業に対する誇りみたいなのが
表れていると思いました。
力強さを感じる絵です。
![](https://assets.st-note.com/img/1732090959-UVYWwBivq5el7h83HzpTKL4A.jpg?width=1200)
同じく佐伯祐三の「レストラン オテル・デュ・マルシェ」
です。この重厚な空気感、人が去った後でしょうか、
人々が残していった気配が漂っている感じがします。
![](https://assets.st-note.com/img/1732091062-ljwZhNCPXeIQYREqWm0k36U2.jpg?width=1200)
ロベール・ドローネーの「鏡台の前の裸婦
(読書する女性)」です。色彩感覚が豊かです。
![](https://assets.st-note.com/img/1732092765-XSUNIxMFGdefjO4YPsiWk6ty.jpg?width=1200)
写真も少しありました。都市のスナップショットより
パリの写真です。右のアンリ・カルティエ・ブレッソンの
「ムフタール通り」の写真は見覚えがあります。
誇らしげな少年。
![](https://assets.st-note.com/img/1732092858-w3Xm0bUqNfhjSJgkeD6QKd1c.jpg?width=1200)
松本竣介の「並木道」です。
この画家の絵も結構好きです。
![](https://assets.st-note.com/img/1732094856-3PQSzwm5n6MxbDLGkTpuIcA9.jpg?width=1200)
モーリス・ユトリロの「モンマルトルの通り」
です。ユトリロの描くパリの空気感が好きです。
![](https://assets.st-note.com/img/1732094941-u9ZFBpd3Qv8HXEMhIzRO6aVi.jpg?width=1200)
ラウル・デュフィの「家と庭」です。
よその薔薇でなく家の薔薇への愛情を
感じて、引き込まれる絵でした。
守られている薔薇という感じがします。
![](https://assets.st-note.com/img/1732095049-tRGO2MVlAC3xoUwqDhFdPB9u.jpg?width=1200)
三岸好太郎の「雲の上を飛ぶ蝶」です。
現実と幻想のあわいを飛ぶ蝶のようです。
![](https://assets.st-note.com/img/1732095106-60TwfK54DHNhLBgaYCQclSpy.jpg)
ルネ・マグリットの「レディ・メイドの花束」です。
女性は、ボッティチェリの「春」に描かれている
女神フローラです。こちらも、人間の男性と
女神と、背中合わせでありながら、現実と夢の共存
を思います。
![](https://assets.st-note.com/img/1732095186-wOQW8UJ14kMPFj9yzNHX0c5S.jpg?width=1200)
有元利夫の「室内楽」です。
![](https://assets.st-note.com/img/1732095360-OrfviHkop0MhyXA5JwZdaDWS.jpg?width=1200)
以前に、表紙に惹かれて購入した小説の表紙が
有元利夫の絵で、その時に初めて有元利夫を知りました。
その本はイタリア人のナタリア・キンズブルグの
「ある家族の会話」という小説で、翻訳が
須賀敦子さんです。
表紙の絵はこの展示の絵とは違いますが
この画家の原画を初めて見ることができてよかったです。
岸田劉生の「麗子肖像(麗子五歳之像)」です。
生き生きとした子供らしさが表れています。
![](https://assets.st-note.com/img/1732095672-OLh1YN0IqkQx6oWsdHagy7eE.jpg?width=1200)
藤田嗣治の「5人の裸婦」です。
素晴らしい絵でした。一人ひとりポーズが違う
乳白色の裸婦はミューズのようでした。
![](https://assets.st-note.com/img/1732095740-2pOdyvrJwDg6935R1AjucV4s.jpg?width=1200)
花の模様も美しく描かれています。
![](https://assets.st-note.com/img/1732095799-PxtoN5rfkU6XjdFSiuaBlDeg.jpg?width=1200)
こちらを見ている猫も存在感があります。
![](https://assets.st-note.com/img/1732095858-6TKur5MWY3ZytfXnUIRcepzi.jpg?width=1200)
ピエール・ボナールの「昼食」です。
色彩の明るさと人物の内面の孤独感の
対比を感じます。
![](https://assets.st-note.com/img/1732095914-37h0x1DVynsTmkbt8cAZouYR.jpg?width=1200)
パウル・クレーの「黄色の中の思考」です。
クレーの頭の中でしょうか。
クレーの絵を見ると力がふっと抜ける感じがします。
![](https://assets.st-note.com/img/1732095973-OgWnwC0ukyi1sed2TZmFvzlS.jpg?width=1200)
奈良美智の「In the Box」です。
奈良さんの絵も初めて見ることができて
よかったです。
![](https://assets.st-note.com/img/1732096023-we2XVR1zgl0BC8oP6LKAD5Hb.jpg?width=1200)
マーク・ロスコの「ボトル・グリーンと深い赤」です。
壁に表示されていたロスコの言葉が印象的でした。
「私の作品は抽象画ではない、生きて呼吸している」
確かに、ロスコに限らず、すごみのある絵は
生きているように感じます。作者はいなくなっても
作品は生き続けるのですね。
![](https://assets.st-note.com/img/1732096083-AWDPc2ZiG1QnK7IXezxma9sw.jpg?width=1200)
一部の絵を紹介しましたが、他にもたくさん、
アンリ・マティス、サルバドール・ダリ、
マルク・シャガール、マリー・ローランサンなどの
作品を見ることができました。
実は、夫が応募した抽選に当選したので
見に行ったのですが、様々な作品を見ることができて
見ごたえのある作品もあってよかったです。
今は美術館の鑑賞料も値上がりしてるので
ありがたい機会でした。