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ソニーで学んだ大事なこと

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海外勤務28年、大事なことはだいたいソニーで学びました。
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#海外ビジネス

【海外赴任】台湾の大富豪、鼎泰豊のオーナーから学んだ、働く姿勢

【海外赴任】台湾の大富豪、鼎泰豊のオーナーから学んだ、働く姿勢

前回、オーストラリアの資産3,000億円の大富豪の話しを書いた。

- 街から離れた広い家、家庭菜園をして、鶏を飼って、自給自足の朝ご飯
- 車や服装などに、必要以上にお金をかけない
- 84歳の年齢を言い訳にせず、テニスコートをこれから新装する

オーストラリアの大富豪は、お金を沢山持っているからといって、いたずらに贅沢はせず、とても丁寧な生活を送っていること。
そして、高齢にも関わらず、元気い

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【海外赴任】中国でどぶ板営業をして、ぬかるんだ道にしゃがんで、トウモロコシをかじった話し。

【海外赴任】中国でどぶ板営業をして、ぬかるんだ道にしゃがんで、トウモロコシをかじった話し。

ソニーに就職して、まだ3年しかたっていない頃、私は中国でとぶ板セールスをしていた。

カセットテープがすごい勢いでCDに代わっていく時代、私は、CDプレーヤーに使うレーザー部品や半導体を中国の工場に販売する仕事をしていた。

当時は、中国市場で外国企業が販売活動をするのが許されたばかりの時代で、本社からみても、中国にどれだけのポテンシャルがあるのかよく分からなかった。
香港販売子会社に赴任した私が

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【海外赴任】海外で仕事をしていて、本気でビビったこと

【海外赴任】海外で仕事をしていて、本気でビビったこと

誰しも仕事をしている中で、何度かは、ビビる体験をしていると思う。

例えば、怖い上司に大会議で詰め寄られた時、担当する会社で巨額の焦げ付きをだしたとき、何十万円もかけて制作したポスターに、見逃せない誤字を出してしまった時、など。

30数年のサラリーマン生活で、私も数々のビビった経験があるが、入社7年目くらいに、これは死ぬかも、というくらいビビったことがあるので、今日はその事について書いてみようと

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【海外赴任】海外で働いて、うんがついていた話し

【海外赴任】海外で働いて、うんがついていた話し

入社3年目で香港赴任、中国市場担当になった。
仕事は、毎日中国の電機工場を訪問して、CD プレイヤー用のキーデバイスを販売することであった。
当時、先進国ではレコードに代わりCDプレイヤーが急速に普及していた。
順序で行くと、次は中国市場が立ち上がる予定であった。

中国市場黎明期、私は毎日のように、初見の中国電機工場を訪問していた。
しかし、CDプレイヤーが何であるかをまだよく理解していないケー

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【海外赴任】第二外国語への挑戦|中国語編│ 赴任した国が英語圏でない場合、その言語を真剣に勉強するかは、とても大事な判断だ

【海外赴任】第二外国語への挑戦|中国語編│ 赴任した国が英語圏でない場合、その言語を真剣に勉強するかは、とても大事な判断だ

いうまでもないことだが、海外で仕事をしたり、生活をしたりするのに、その国の言語は相当重要だ。

英語圏に赴任した場合は、なにも迷うことはない。
英語のレベルが低かろうが、高かろうが、英語を全力で勉強するのみである。

英語はとても学びがいがのある外国語である。
世界の共通言語であり、映画、音楽、ニュース、世界クラスのスポーツ等、日本にいても英語を活用して最新の情報に触れたり、ワールドクラスのエンタ

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【海外赴任】第三外国語への挑戦 |ベトナム語編|ベトナム語はきつかった、涙目で勉強した

【海外赴任】第三外国語への挑戦 |ベトナム語編|ベトナム語はきつかった、涙目で勉強した

私がベトナムに赴任したのは40台半ばの頃。
ベトナム子会社の社長というポジションでの赴任だった。
ベトナム語はそれまで全く触れたことがなかった。
(ホーチミンとサイゴンが同じ街の名前だとも知らなかった。。。)

既に自分のキャリアの中で、英語と中国語がビジネス用途ではネイティブレベルになっていたので、ベトナム語への挑戦は第三外国語としてであった。

海外営業のプロとして、現地のお客様と簡単な挨拶会

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