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【観劇感想】劇団Lacrimosa『3RDEYE』
おはようございます、劇団CLOUD9の小沢です。
観たのはちゃんと残そうと思い直し、ほそぼそと感想note再開しました。
劇団Lacrimosa『3RDEYE』
先週末のCP1ステージ目を観劇。
副題あった気がする、すみません。
らくりもーさとさーどあいで限界でした。
前々から興味があってことごとく観る機会を失い続けていた役者さんがいて、その方を観たくて行きました、というのが正直な動機でした。
なので実はそこまで期待していなかったというか、比較的期待値低めで挑んだわけですが…
ゴチャつきそうな内容がシュッとまとめられていて観やすくてよかったです。
CLOUD9と似たような具材を使っているのに味付けというか、そもそものジャンル(和洋中的な)が異なる印象を受けました。
土台となった未来の世界観が好きだったかと言われると、あまり好みではなかったのですが…それを差し引いても観たいものはみれたかなという気持ちです。
上記細かく書くと、まあ好みの範疇だとは思うのですが…。
あれだけ人間臭さというか、人間の情の部分を描きたいと思ったときに、せっかくなら人間くささの厚みを確保することで魅せて欲しかったなーというところですかね。
確かに対照物として人外を当てるのは相対的に人間の厚みを見せるのに有効ですが、作りが甘ければ甘いほど逃げに写ってしまうので。
今回作りが甘かったというと、そこそこ綿密に練られていたんじゃないかと思いました。
ただ、観客に役割を与えたり客席と舞台上を地続きにしたりするための段差を埋められるだけの術は持ち合わせていなかったように思います。
現に、最初の客いじりはどうにも違和感というか、バリアーを張ってしまいました。意図の範疇ならともかく、逆に働いていたなら観客視点想定の甘さかなあと思いました。
その点で言うと4面舞台?も活かせていたのかと言われると微妙だったかなと。
4面舞台と今回の脚本が別々に存在して、演出でくっつけたように思いました。
最初から4面想定のものだったというより、4面でやるからこういうふうにした、みたいな。せっかくなら四方から見られている・見ることのできる状態がもっと効果的に表れたらおもしろかったかなと思います。
とはいえ、肝になる役者さんの演技が良い意味で画一的で角が取れていて、醸し出す個性と人間味みたいなのがしっかり感じ取れて、おかげでトータルとして観やすく設計されていたのかなと感じました。
初ステやったからやと信じたいですが、アンドロイドそんな噛んだらあかんやろ、とは思いましたが😅
設定ぶち壊しなので普段より気をつけなきゃだし大変だなあ〜と毎度現実に戻ってきてました。
あ、あと、装置回るのおもしろかったなあ。
あれいいですね、遠隔ですかしかも。ああいう装置発明できる人がそばにいるのは羨ましいです。
あと、いろいろ言いましたがシュッと見えた最大の要因は演出だったんだろうなと思います。
僕が演出したらもっとまったりもっちゃりしちゃってたような気がします。あ、こんなのでも成り立つのかみたいな、音照転換の引き出し、いろいろ学ばせていただきました。ありがとうございます…!
最後に、、、
ここまで読んでくださってる方は少ないだろうということで、冒頭に書いた「あまり期待せず行った」の正体を書いて、自戒としておきます。
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