密かに計画していること
おはようございます、劇団CLOUD9の小沢です。
とんでもないアドレナリン放出により、クラファンの準備が整いました。
さて、今日はそのクラファンのリターンとして出しちゃった「ドキュメンタリー演劇」について、僕の野望を綴ってみようと思います。
ドキュメンタリー演劇とは
昔からこの言葉自体はあるようで、「ドキュメンタリー演劇」は現実世界の事実を取り上げて舞台で上演する演劇です。
ここでいう現実世界の事実は、多くが過去の歴史を紐解いたものですが、僕のやろうとしている「ドキュメンタリー演劇」はそれとは違います。
ひとことで言うなれば、
「現実に存在する1人の人間の人生を描いた演劇」
です。
とは言っても人生は波瀾万丈、紆余曲折。
全部を描くなんて到底無理な話です。
そんなわけで、今僕が準備している「ドキュメンタリー演劇」は3種類に分けられます。
①若者の理想の未来を表現する。
②高齢者の生きた証を演劇化する。
③死者との想い出を具象化する。
対象や描く時代は異なりますが、これらのドキュメンタリー演劇は共通の方法でつくっていきます。
ドキュメンタリー演劇のつくり方
ドキュメンタリー演劇の主役となる方を「モデル」と呼ぶことにします。
まず最初に、モデルさんとヒアリングを行います。と言っても、少々長めの雑談のようなものです。基本はオンラインで行いますが、場所や状況によっては対面でのオフラインも考えられます。
そのヒアリングで、描きたい理想やこれまでの過去など、脚本の素材となる出来事とそれに付随する感情を浮かび上がらせていきます。
必要であれば、ヒアリングの際に出てきたお友達や身内などにも追加でヒアリングを行い、他者視点からのニュアンスを盛り込むこともできます。
次に、ヒアリングをもとに脚本執筆にかかります。ヒアリングと脚本執筆は、今のところ小沢が行います。
ヒアリングと一口に言っても、コーチングやカウンセリング、その他さまざまな要素を盛り込んで行うため、誰にでもできることではないからです。
そしてヒアリングの際に感じた微妙なニュアンスを脚本に落とし込むため、執筆も今のところ僕がやります。
劇団員が増えて、後継者が現れたら一緒にやっていくかもしれませんが、それまだしばらく先の話。
そんなわけで、言いたくないこと、脚本にしてほしくないことなど、プライバシーはガチガチに守られます。ご安心ください。
脚本が完成したら、まずはモデルさんにチェックしていただき、おかしな点や気になる箇所を再編集します。
これと並行してモデルさんや他の登場人物を演じる役者を探し始めます。現実とできるだけ近づけるため、外見や内面のできるだけ近しい方にオファーをかけていきます。また、モデルさんが役者さんの場合でも、今のところはご本人が演じるプランはありませんが、実験的にやってみることは可能です。基本的にはモデルさん以外の方にモデルさんを演じていただきます。
脚本のチェックと修正が終わり、役者が揃ったら稽古を開始します。
稽古を終えると本番。
基本的には関係者や身内のみを集めての特別上演を予定しています。ノルマや集客の強制は無く、モデルさんが観てもらいたい人を呼び、呼びやすい場所で公演を行うことを想定しています。
公演は映像に収め、上演後にエンドロールなどの編集を加えてデータやDVDなど、ご希望に応じた形式でお渡し致します。
まとめると、、、
(1) ヒアリング(数時間)
(2) 脚本執筆→確認(1ヶ月前後)
(3) 稽古(1ヶ月前後)
(4) 公演(1日〜2日)
このような順番で進んでいきます。
3種類のドキュメンタリー演劇
先ほど示した①②③について、もう少し細かく書いてみます。
①若者の理想の未来を表現する。
「若者」は「挑戦者」と言い換えてもらって構いません。人生100年時代。40歳だってまだ折り返し前、若者です。誰だって挑戦者になれます。
いま頑張っている人、これから頑張ろうとしている人、何か変わっていきそうな人、変わりたい人…。
そんな人たちに向けた、応援コンテンツです。
『思考は現実化する』という有名なベストセラー書籍がありますが、ざっくり言うとコレです。
未だ来ていない理想などというのは極めてあやふやで頼りなく、自身の波の浮き沈みで簡単に書き換えられてしまいます。
昨日まで「私なら何でもできる!ヤッホー!」なんて言ってたはずが、次の日には「もう何もしたくない、自分に価値なんてない…」なんて思考に陥ったりもします。
「思考は現実化する」
そんなことわかっていても、その思考が定まらないのだから描いた理想が現実化する確証も無いじゃないか。
そうやってストレスや足枷と闘いながら社会の荒波を生きる若者(挑戦者)たち。
(僕も漏れなくその一人ですが😅)
ただ、描いた理想や思考が描き変わるのには、理由があります。
思考が浅い、もしくはアウトプットしていない。
大抵この二つのどちらかです。
この二つの可能性を「ヒアリング」で解消していきます。未来のイメージをアウトプットしながら描いていき、それを脚本として保存します。字だけではすぐに忘れてしまうそれを、舞台上で表現することで、客観的に冷静に観ることができます。
自分の頭の中の理想を舞台の上に表出させることで、理想の未来を確固たるものにし、その実現確率を高めることができます。
…なんて言っててもイメージも確信も湧いてこないかもしれません。
2023年1月に、第1弾のドキュメンタリー演劇を実施します。
そこで得た知見も織り交ぜながら、たった一人のための、
あなたのための演劇を、小さな劇場で創ります。
そしてそれが、今を生きるあなた糧になることを願っています。
次のステージに進むタイミングの方や、
もう一歩前進したい方、
まだ諦めたくない方や、
夢を抱いてガムシャラに走っている方、
自分を変えたい方、
未来を自分で決めたい方、
不安な未来を明るくしたい方、
そんなあなたに届いてほしいなと思います。
ご興味ありましたら、
TwitterのDMか、下記のアドレス、noteコメントにて。
cloud9.theatre@gmail.com
②高齢者の生きた証を演劇化する。
終活の一つにすることを目指している、などと言えば炎上ものでしょうか。でも真剣に考えています。
いかんせん、人生を歩んできてひと段落ついたところで、これまで歩いてきた道を「ヒアリング」をしながら振り返り、それを演劇化するコンテンツです。
人生のアルバム、といったイメージが近いかもしれません。
家族でも、友達でも、親戚でも、自分のこれまでの人生を描いた演劇をみんなで一緒に観る、そういう家族の時間を作れたら素敵だなあと思っています。
還暦でも、古希でも、喜寿でも、傘寿、もしかしたら米寿の節目なんかでも。
お祝いとしてプレゼントするギフトにしても面白いかもしれません。
①と作り方は同じです。
ご自身からこれまでのお話を「ヒアリング」して、
それを脚本に起こして、
役者をキャスティングして稽古して、
本番に臨みます。
僕はこの春、初めて身内の「死」というものを間近で経験しました。不思議と悲しいという感情はあまり湧いてきませんでした。なんでかなあっていろいろ考えてみた結果、僕の中で一つの解が出ました。
僕にとって死とは「アップデートが終わること」でした。
そして僕がものすごく悲しいことは、忘れてしまうことでした。
忘れてしまわないように、一人の人間が生きた、歩んだ道を演劇という形で家族や大切な人の心に刻み込み、それを映像に残しておくことはきっと、とんでもなく貴重で素晴らしいことなんじゃないかなって、そんなふうに思います。
大切な人の生きた証を心に刻みたい人、
自分の人生の生き様を残しておきたい人、
祝いのギフトとしてプレゼントしたい人、
そんな人にこのコンテンツが届けばいいなと思います。
③死者との想い出を具象化する。
これこそ、春にこの世を去った身内のことを考えたとき、思いついたコンテンツです。
正直、これはどんな効果があるのか分かりません。
一度自分に近しい人たちでやってみようかなと思っています。
興味があってやってみてほしいという方がいれば、一度お話させていただけたらと思います。実験段階です、まだ。
でも、これはすごく何か、とてつもない大きなエネルギーを秘めているように思います。
死者に近しい人たちの回想を繋いで、その人が生きた時間を物語にするのです。
それを例えば命日だとか、遺族が集まったときに上演する。
さっき書いたことがまさに、ということになるのですが、演劇の力で思い出すきっかけを作れたら素敵だなあと思うんです。
まだわからないことが多くてうまく書けませんが、もう少しこちらはいろいろ探ってみます。
興味を持っていただけたら幸いです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
あなたにとって、私にとって、今日という一日が、
かけがえのない明るく輝く一日でありますように。
2022.9.1 共鳴|気づけば9月!!
* おしらせ *
■自己紹介のようなもの
「夢を追い続ける、小沢佑太のガイドブック」
■関西で劇団立ち上げました!〜劇団員募集〜
■小沢の出没情報🥷
①9/3(土)-4(日)@Salon de ぷりんしぱる(大阪市)
劇的☆爽怪人間『BAR ショパン』
#舞台監督補佐 #ピアノ演劇
②10月15(土)-16(日)@イカロスの森(神戸市)
劇団CLOUD9 (第1回)旗揚げ公演
『グッバイ、ブルーバード[happy happy]』
#演出 #主宰 #舞台監督 #制作
③11月??@??(大阪市)
劇団??『???』
#舞台監督
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