“落語のやさしさに甘えたい”《マガジン“新書沼にようこそ” vol.13》
『江戸っ子はなぜ宵越しの銭を持たないのか?』/田中優子
うちのツレアイが落語好きなもので、私も少しずつ興味を持つようになりました。
地方なりに独演会聴きに行ったこともあります。
(故・柳家小三治師匠聴いたのとあるのは財産だと思ってます)
落語って、そのままでも笑えたり、じわっときたりするけれど、多分こういうこと知っているともっと面白いというのが、こちらの一冊。
逆に日常生活の中や昔からのしきたりが、残っているのも落語の中ですね。
それを知ると、ご飯と味噌汁食べて、「日本人でよかったなぁ」としみじみする感覚にも似た安堵が浮かびます。
落語の元ネタがイソップ物語であるものもあるそうです。
落語は、抜けている与太郎にも、使えない若旦那にも、お騒がせな粗忽者にも優しい。
もちろん江戸時代の方がよかったとかいうつもりはないけれど、「闇バイト」やら「ロマンス詐欺」やら、心が荒むニュースが多い昨今、こういう「性善説」を手本として見せられて、人も捨てたもんじゃないなと思える瞬間も欲しいなと思うのです。
落語について知りたければ、こちらが比較的わかりやすかったです。
ちなみに今回の本の内容とは関係ないのですが、小学館101新書のデザイン好きです。あの国民的アイドル彷彿とさせてくれるので(どこかで明記されているのかもしれないけれど)。
なんか色んな面白いこと教えてくれる感じがするのです。
テレレレッテレ〜
「落語でわかる江戸時代〜!」(のぶドラ派)
的な。
ちなみに見出し画像変更しました。
全く同じものはみつからなかったのですが、こんな感じのブックカバーです(これもいいな↓)。
↓
中身は読書ノート。
またいずれ紹介させていただきます!
最後までご覧下さり、ありがとうございました。 どうぞ素敵な読書生活を👋📚
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