【本を食べる読書術】ばっかり食べ読み
頭と心に栄養を。
今日も本を貪り読んでいる樹田和です。
さっそく今日も私の本の 食べ方紹介します。
ばっかり食べ読み
ばっかり食べ、しちゃいますよね?
出された食事、つい好きな唐揚げばっかり食べ、他のものを残して、怒られたことありませんか?
新作ポテチの味にまんまとハマって、数日間食べ続けてしまったことありませんか?
いつも同じ商品注文して、もしかしたら店員さんの心の中で「ネギ塩牛丼さん」と呼ばれたりしてませんか?
特にジャンクなものほど、その誘惑が強いわけで、体に良くないとは思いながらもついつい手が伸びるなんてこと、経験ない人はいないと思います。
食感と塩気か甘み、そしてカロリーを求めることは、人類の生物としての本能にインプットされているので、仕方ないそうですが。
逆に身体にいいよ!と聞いて、そればっかり食べてしまうこともあるかもしれません。
テレビで紹介されて、棚から一気に納豆がなくなるなんてことが、昔ありました(その後、ちょっとした問題にもなりましたね)。
最近だとオートミールとか、プロテイン〇〇とかでしょうか?
いくら身体にいいとしても、そればかりだと今度は気持ち的に物足りなくなってきたりしますよね。
さて、読書における“ばっかり食べ読み”とは?
特定のジャンルばっかり
ビジネス本ばかり。
ミステリー小説ばかり。
漫画ばかり。
そういう大きいジャンルで固めて読む。
食べ物だと、そうやって決まったものばかり摂取すると明らかに栄養が偏ります。
本の場合も確かに偏ります。
偏りつつも、その中での違いを比べる面白さがあります。
一口にミステリー小説と言っても、赤川次郎さんと東野圭吾さんと湊かなえさんと宮部みゆきさんはみんな味わいが違います。
同じジャンルの中で好みを探していく。
ジャンルの決め方はそれぞれ。
野菜の中で何が好きか。
お菓子の中で何が好きか。
そういうのを探す楽しさもあります。
決まったテーマばっかり
好きなジャンルが決まったら、今度はテーマを絞ってのばっかり食べ読みです。
私なら
読書術とか
日本史とか
ジャンルよりもう少し絞ったテーマ別に、とにかく網羅的に(といっても日本史の場合少し時代も偏ってますが)読んでいきます。
読書術の本では、同じテーマで3〜10冊くらい読むと、そのジャンルのことがある程度わかるようになると、言われることが多いです。
同じ視点、違う視点、色んな角度から同じものを見る。
この楽しさは、色んなお店のパンケーキやラーメンを食べ歩くとかに近い楽しさだと思います。
同じ著者ばっかり
そうするうちにこの作家が面白い!となってくることがあります。
私の場合
日本史ジャンルの本郷和人先生や
松本清張氏
こうなってくると、俗に言うハマると言うやつです。
見かけるとつい手に取ってしまう。
うっかり買って、蔵書や既読とかぶってしまうこともあります。
後述しますが、この辺になってくると、ばっかり食べで栄養が偏るような弊害が出てこなくもないかと。
でもまぁ、よっぽどでないかぎり、酒の飲み過ぎみたいに、すぐに命の危険が生じるようなことはありませんので、大丈夫!(か?笑)
同じ作品ばっかり
同じ著者の著作の中でも、または他の作品はあまり読んでなくても、この作品だけは何度も読むと言うのが、ばっかり食べ読みの一番コアなところかと。
ここまでくる本はある意味、“愛読書”とか“座右の書”というレベルです。
つい何度も読んでしまう作品。
私なら
好きな作家のもので
や
などなど。
著作全部なんてとても読めていないけれど
とか
も。
漫画でも
や
この辺はもう懐かしいとかクセになるというやつです。
ふと食べたくなるカップヌードルノーマルみたいなものでしょうか。
他の味に挑戦しようとか、新作食べてみようとかならない感じですね。
ばっかり食べ読みのメリット
さぁ、そんなばっかり食べ読みにも、濃度の差はありますが、通して言えるメリットもあります。
ある程度そのジャンルについての基礎知識がつくことや、著者個人についても文体や思想がつかめてきて、読みやすくなることが多いです。
ハンバーガー食べ慣れてないとボロボロになりやすいけれど、食べ慣れるとソース一滴たりともこぼさずペロリと行けるようになる感じ。
まぁ、フィクションだと全く違うノリの作品書く方もいるので、そこは要注意ですが。
とか
とか。
基本的に表紙の感じやレビューでわかるとは思いますが、うっかり苦手なのを手に取らないように気をつけて。
ばっかり食べ読みのデメリット
デメリットとしては、ばっかり食べと同じで偏ること。
これはビジネス書やノンフィクションの場合の方が多いと思います。
ついばっかり食べしてしまうものって糖や脂肪が多くて美味しいもので、気づいたらお腹周りが…😱となるように、ばっかり食べ読みしすぎると頭がメタボになります。
またいくら身体によいと言われてもそればっかり摂取していると、何か潤いみたいなものが欠けてきませんか?
特にひとつの考えに固まってしまったり、他の考えを否定したりするようになるのは危ない。
なので、ばっかり食べ読みはほどほどに。
用法容量を守りながら。
まぁ、その幅自体は人それぞれだと思いますが。
次回は、ばっかり食べ読みと併用することがおすすめの“ローテーション食べ読み”を紹介してみようと思います。
(予告とかしちゃって大丈夫か、自分)
最後までご覧下さり、ありがとうございました。 どうぞ素敵な読書生活を👋📚