【エッセイ】箸が上手な君の理由
唐突ですが、あなたは箸を使うのが上手いですか?
恥を忍んで申し上げれば、私は下手です。
一見、わからないくらいには取り繕っているつもりですが。
一応、正しいと言われる持ち方はわかってはいるんです。
その正しい持ち方で箸を持つことも出来るんです。
でもそれで何かを持って食べることは出来ない。
だんだんとずれてきてしまい、先が合わないので摘めない。
なのでマナー違反だとはわかっていても、急いでいる時などはついついかき込み箸になってしまうのです。
お恥ずかしい限りです。
対して、我が連れ合い。
箸の持ち方はそりゃもう完璧です。
ご飯粒だろうが、小さな野菜の切れっ端だろうが、細い細い麺類の残り一本だろうが、上手に摘み上げるのです。
ものすごく箸の使い方を厳しく躾けられたわけではないとのこと。
元々は握り箸だったそう。
それがなぜ上手になったのか。
偏食だったから、だそうなのです。
今はそんなことないのですが(私が食育したからね、笑)、元々は大変な偏食家で。
薄い玉葱とか、へばりついた小葱とかをせっせと避けるのに便利だと(まぁ、これはあれよ、マナー違反ではあるのよ、笑)。
隅っこにくっついたごはんを余さず取るのに便利だと(食いしん坊め、笑)。
気づいたそうなのです。
そんなきっかけあるんですね。
私も昔はそれなりに偏食だったはずだけど、その度合いが多分違うのだと思います。
なので、何が結果としていい方向に転がるかわからないものですね、という話に着地。
あと、連れ合い、「直しなさい!」と言われるよりも、「この方がかっこいいよ」「便利だよ」と説明されて直ってきたとのこと。
そういえば、私の妹も「箸の持ち方変、かっこ悪い」と人に言われて直したとか聞いたことが。今も上手かは知らないけれど。
ある程度大きくなってからだと、そんなふうに論理や格好で説明するのもいいのかなと。
とまぁ、取り留めもなく、話し初めて、ふわっと終わりました。
実は本日の記事、何を書こうか迷っていたのです。
書くことがないというわけではなく。
この雑多なストックの中から、何を書くか迷っていたのです。
で、ちょっとつれあいに聞いてみて、問答無用でこの記事を仕上げたわけです。
でもそうやって指定されると、意外と寝かせてあったものが書き上がるものですね。
書くことに迷った時、いいな、これ。
たくさんストック作っておくことにしよう。
もしかしたらシリーズ化したりして?
兎にも角にも、最後までご覧くださり、ありがとうございました。
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