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こども心と親心。忘れちゃいけないのはどっちだ。

こんにちは。2月から間が開いてしまったnoteです。皆さんお変わりありませんか。

今回は、最近本当に難しいと思っている「子供の勉強をどう見守るか、教えるか」ということについて。

私は基本家庭内では子供の情緒面のフォローがメイン。絵を描くこと、物を作ること、博物館や動物園に行くこと、旅行の計画を立てることを受け持っていて、勉強は夫の領分。

でも女性に多いといわれる「ちゃんとしなきゃいけない病」が発動して、気になるところに口を出してしまう部分があります。

夫がスルーしている「学校の宿題・書き取り、書道」がどうしても気になってしまって「宿題やらないの?」「書き順違ってるよね」と口を出してしまう。書き順が間違ってると恥ずかしいことと思ってしまう。

でも本当にそれそんなに大事?と頭を自分で殴っているR君を見て感じたのです。

絶対書道家にはならないであろうR君が、書き順の正確さを求められ、なかば自傷行為のように自分の頭を叩いている・・・。

それほどのストレス。勉強を嫌いになっていく姿。

それって「書き順」と引き換えにしていいもの?

大人になって、親になって、やっとわかってきた親心があると同時に、絶対に経験があるはずのこども心を忘れてしまう・・・・

そのことにハッとしました。

子供の頃どう感じていたかを真剣に思い出しさえすれば、どうしてほしかったのか、どう感じていたのか、どうすれば頑張れたのか、もうちょっと見えてきそうなものなのに。

とにかく自分のことしか見えてなかったこと。
親切心から注意する人に対して「うるさい」としか思えなかったこと。
優しくしてくれる人でも、尊敬できなければ心を開けなかったこと。
ちょっかいを出してくる親戚も親も面倒だったこと。
自分のイライラに自分が振り回されてどうしていいかわからなかったこと。
じぶんじぶんじぶんじぶん。

なのに親になったらコロっと忘れる。

都会での子育てで周りを見回せば一週間で6個くらい習い事をしてる子供がざらにいて、そのことに焦って「あれもこれも習わせたほうがいいのでは」と手を出して、子供の「名前のついてない時間」をどんどん削る。
私自身は子供時代の習い事は書道だけで、それでもめんどくさくてたまらなかったのに。

私の友人の仕事できる男性経営者何人かに「どうやったら○○さんみたいに男の子は育ちますかね?親にできることって何かありますか?」と質問したら、もうみんな口を揃えて

「何にもない。放っておくしかない。男の子は勝手にしか育たない」

とういうお答えが返ってきましたよお父さんお母さん。

でも、できることは何もなくても、親が何をやってるかを子供は見てる。
子供だったからわかるんです。

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