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【今でしょ!note#132】子連れ旅行のススメ

いかがお過ごしでしょうか。林でございます。

2歳と0歳の子どもを連れて、2週間のオーストラリア家族旅行に行ってきました。
連載シリーズで、子連れ海外旅行の気付きなどをお届けしていますので、まだ見られていない方は、ぜひ第1回からお楽しみください!
(記事のご紹介はいくつか抜粋にて)

今日は、振り返りシリーズとして、子連れ旅行の何がよかったのか、という点をまとめておきます。
子連れ旅行は準備も多くなり、私たち子育て世代にとっては心理的なハードルも高いかと思います。私も大変そうだからと躊躇もあったのですが、家族旅行を終えた今、「行ってよかった。今年中にもう一度海外旅行に行きたいし、国内にも家族を連れて色々出かけよう!」という気持ちになっています。
同じように躊躇されている方向けに、また時間が経過して今の気持ちを忘れてしまうかもしれない未来の自分に向けて、今回の旅で何がよかったのか、振り返ります。

現地の人とのコミュニケーションが生まれやすい

まず、一つ目として明確に挙げられるのは、現地の人とのコミュニケーションが生まれやすいことです。
これは、日本にいてもそうですが、小さい子どもを連れていると、電車、トラム、バス等で何かと話しかけられます。

特に、生後7ヶ月の娘は、誰に対してもニコニコと笑いかける癖があるので、電車で隣になった人を見つめてとにかくニコニコしています。
見つめられた側は、たまらず"How old ?"などと話しかけてきてくれるので、現地の方と移動中に英語でコミュニケーションする機会が、大人だけで行くよりも圧倒的に増えました。

また、コミュニケーションが生まれるので、現地の方の優しさに触れる機会も自然と多くなります。

例えば、トラムの中で現地の夫婦に「このトラムはサザンクロス駅に行きますか?」と聞くと「次の駅だよ」と教えてくれたのですが、次の駅についたとともに私たちよりも早く席を立って、トラムからベビーカーを下ろすのを手伝ってくれました。
旦那さんだけが席を立ったので「あれ?旦那さんだけサザンクロスで降りるのかな」と思ったのですが、私たちのベビーカーを下ろすのを手伝うためだけに席を立ってくれたのです。
このあたりも、昨日の記事でも触れた「寛容性が高い」国だと感じた点です。

他にも、帰りのフライトで一緒になった「10ヶ月の子どもを連れて日本に10日間の家族旅行に来ている素敵な家族」との出会いや、「日本が好きで何度も日本に来ている現地の人」など、毎日何らか現地の人とコミュニケーションを取り、その度に現地の人の優しさに触れることができました。

子どもが生まれる前も海外旅行にはよく行きましたが、子どもを連れているとコミュニケーションを取る人が変わり、世界の見え方も変わることを実感しています。

大人にとって学びになる

独身で若い時の旅行は、友達と有名な観光地に行って、美味しいもの食べて帰ってくる、みたいな楽しむことにフォーカスを当てた旅行が多かったですが、子育て世代が家族旅行として旅行すると、色々と見え方が変わってきます。

小さな子どもを持つ世帯として最も分かりやすいのは、やはり子ども向けに優しい社会かどうか。羽田空港あたりはさすがで、どこを歩いてもベビールームが近くにあり、ミルクを作るのもオムツを変えるのも苦労しませんし、キッズエリアがあるのでフライトの待ち時間なども子どもを飽きさせない工夫があるのに気付きます。

ただ、飲食店に目を向けると、日本での日々の生活において、子ども用のハイチェアを用意してある店は半分あるかどうか、という感覚値ですが、オーストラリアではほぼ100%の飲食店で、ハイチェアの用意があり助かりました。

また、レストランで子どもが飽きていそうなのを店員さんが見つけると、塗り絵と色鉛筆を持ってきてくれた店もいくつかありました。大人もゆっくり食べれずストレスがかかるので、こういう時にフォローしてもらえるだけで、顧客満足度も上がります。

シドニーbillsの塗り絵

先日の記事で紹介した公園の多さや地面を覆っている木製チップの存在も、子どもと子育て世代への社会的な寛容性を感じるポイントです。

広くて素敵な公園がたくさんある
転んでも痛くないし靴も汚れにくい木製チップ公園

こういう目線は、子育て世代になって初めて持てた視点で、子どもの存在が自分に見せてくれている新しい社会を見る観点になっています。

また、私は大人も一生学び続けないといけないし、学び続けることこそ生きることである、と考えています(だから「リスキリング=学び直し」という概念には、強烈な違和感を感じる)。
自分のコンフォートゾーンから少し抜けてみて、負荷を自分にかけ続ける意味で、新しい世界を見るための旅というのは最適な手段だと考えていますが、子どもが小さいからと言って、その間、大人が旅をして学ぶことを諦めてしまうのは、もったいないことです。

大人こそ学び、感受性高く色々な世界に飛び込んでいく姿を子どもに見せた方がいいし、「子どもがもう少し大きくなってから・・」と言って先伸ばしにしているうちに、自分も歳を取って、感受性や吸収力が弱っていきます。

親にも、親個人としての人生があり、子どもがいるからと言って、子どもが小さな数年間の時間を、子どもだけに捧げるのも違うと思います。
親も、親である以前に一人としての人間で、一人の人間として子どもに依存しない自律した人生を歩むことが大切です。

「小さな子どもがいる=親は自分のやりたいことを全てを我慢しないといけない」のようにイチゼロで短絡的に捉えてしまうのではなく、「小さな子どもがいても、一人の人間として自分の人生を楽しむためにはどうしたら良いか」、「小さな子どもがいるという制約があるからこそ、逆手にとってチャンスにできることはないか」という視点に切り替えることが、子育て世代の後の人生の可能性を大きく分ける転換点になるという意見です。

だから「本当はもっと自分の人生を生きるために旅行にも行きたいけど我慢している」というようにモヤモヤした日々を過ごしている方がいれば、自分の人生後半に向けた学びのために、ぜひ子ども連れでもできる旅の形を探ってみて欲しいです。

家族の仲が良くなる

今回の2週間の旅では、基本的に2週間の間は、ほぼ24時間家族4人で一緒に過ごしました。子どもがもう少し大きくなれば、もう少し長期で訪問して子どもを現地のスクールに行かせたり、自分も現地の学校に短期で通ってみる等してみたいと考えていますが、さすがに2歳と0歳なので、毎回の食事も、出かけるのも4人一緒でした。

日常生活の中で、家族4人でずっと一緒にいる時間ってあまりないですよね。
日中、私は仕事をしているし、子どもも保育園に行っています。

でも、大人も仕事がなく家事などに追われるわけではないので気持ちの余裕もあり、子どもも親と過ごす時間を多く持てて嬉しそうでした(もっと大きくなると、そうならさそうですが)。

楽しい時間を一緒に過ごし、美味しいものを食べて感動や喜びを共有する時間が増えるだけで、家族の思い出がまた一つ増えて、家族経験値が上がった感覚があります。
だから、これから子どもが大きくなっても、子どもと二人旅に出かけるなどして、強制的に一日一緒に食事をしたり、同じ景色を見てゆっくり会話する時間を意図的に作っていくことをやっていきます。

以上、1年ぶりの長期での子連れ旅行を経験して、良かったと感じた話でした。
どなたかのご参考になれば幸いです。

それでは、今日もよい1日をお過ごしください。
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林 裕也@30代民間企業の育児マネージャー
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