いよいよか
今の心中を表すなら、その言葉がぴったりだと思う。
僕は、学生生活最後の日、つまり今日を家で過ごした。昨日までが怒涛すぎたし、明日から土日を挟むとはいえ未知の怒涛が待ち受けていると思うと、一度ゆっくりとしたいと思ったのだ。
何気なく明日の準備をしながら、ダラダラと今日を過ごしたけれど、そうやっているうちに明日に気持ちが向かったのだろうか。
こうして書き始めた今心に浮かんだ言葉は、「いよいよか」だ。言葉のニュアンス的に、やはり前向きな気持ちが強いのは間違いない。
無意識にでもそう思えるのは、きっと一人旅で京都に行ったからだろう。今回の旅行で何を得たかも、失ったかもわからないけど、確実に気持ちの切り替えには必要な旅だったと今は思える。
もちろん、「そんなのただのこじつけだ」なんて言葉も心には浮かぶけれど、そういうのはそっと胸にしまっておきたい。
それはさておき、いよいよ明日から社会人デビューである。そしてその前日の今感じている「いよいよか」には、二つの意味合いがあると思う。
もう怖い。怖くて仕方ない。不安だあああ。
そういう気持ちと、
楽しみだな。合同入社式、どんな人がいるのかな。うまく馴染めるかな。ちゃんと働けるかな。
こういう気持ち。
これら二つが、組み合わさっているのだ。要は、恐怖心半分、好奇心半分である。
前日にしては、なかなかいいコンディションではないだろうか。ダラリとした緊張感のない状態でもなく、「どどっどうしようぅううう」というパニックでもなく、「行きたくないよぉおおお」という逃避でもない。もちろん、はちきれんばかりの「明日が楽しみで寝れないわ」みたいなものでもない。
なんか、バランスがいい感じだ。でも、こうして書いていると手がフワッと浮わついた感じがするから、若干緊張感とか、恐怖心の方が優っているかもしれない。完全に前向きってわけじゃないけれど、まあそれも人間らしくていいなと思う。
というので、いよいよきた明日という時に向けて、僕はこんな心中でいる。実のところ、本当にいろんな意味で怖い。案外根がネガティブなのだろうかと思うくらいには、緊張する。
だから最後に、自分にエールを送りたいと思う。
緊張したっていいじゃない。怖くたっていいじゃない。きっと、なんとかなる。だからできるだけ楽しもう。
それくらいのスタンスで、気負いすぎず、気を抜きすぎずに行きたい。
明日から頑張っていこう。えいえいおー。
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