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分析が苦手
バドミントンの試合をする時、試合の合間にアドバイスをすることや、もらうことがある。
僕にも経験があるのだけど、アドバイスを伝えることが苦手だなと思うことが多い。
この前、僕は後輩5人との計6人で大会に出た時も、先輩ということもあって試合の間に聞かれることがあった。だけれど、僕は試合を見て、「相手のどこどこが狙い」とか、「どういうプレーが良かったよ」とか、そういうのが言えなかった。
きちんと見ていても(見た気になっていても)、わからなくなってしまうのだ。一方で、一緒に行った後輩の方が、僕なんかよりもいい分析をしていた。
「ダブルスの赤い服を着ている方が、レシーブとか苦手そうだから狙い目」とか、「全体的にミスを多いよ。でも、あのショットはよかった」とか。具体的で、実践的なやつ。さらに、手振り身振りを交えることもある。
そしてそういうのを側で聞いていると、「すごいなぁ」と思ってしまう。僕はどちらかというと、感覚的にやってしまうし、意識してもそういう分析的なプレーができない。
自分の試合なら、終わって振り返れば「相手のプレーに流されすぎた」とかのいろんな反省点が浮かぶけれど、他の人の試合となると、終わってからも抽象的な「すごかったね」とか、漠然としたことしか言えない。
それで、どうしてこうも違うのだろうと思ったのだけど、僕と後輩の違いにスマホで自分の試合を動画で撮るか撮らないかがある。
僕は、撮ったことがない。一方で、後輩たちは試合のたびに録画し、終わったら見返していた。向上心の塊だ。
きっと、そこに差があるんじゃないかと思う。スマホの動画で自分のプレーを見るのは、客観的な視点で自分を見ることだ。それは、自分の頭で考えるよりも、多くのヒントがあるんだろう。
そして、そういう視点で見る癖があると、他の人の試合を見る立場になった時も活かせるんじゃないかと思う。だからこそ、アドバイスも僕なんかより、数段しっかりしたものだったのだ。少なくとも、僕はそう思っている。
そう考えると、表題は分析が苦手としたけれど、分析する経験が足りないというのが、正しいのかもしれない。
だから、後輩を見習ってバドミントンに限らず、客観的な視点で見るために、道具やら何やら意識的に駆使していきたいと思う。