ゼロカロリーの科学
ゼロカロリー食品は、カロリー制限や糖質制限をしている場合において、甘いものを食べたいときに利用できるメリットはありますが体に良いとは限りません。
ゼロカロリー食品には砂糖の代わりに人工甘味料が使用されており次の問題点が指摘されています。
・人工甘味料は体内で吸収されずに糖代謝に異常を引き起こす可能性がある
・人工甘味料は間接的にインスリン分泌に影響を与え血糖値を上げる可能性がある
・米国の研究チームによる研究では人工甘味料であるエリスリトールが心臓発作や脳卒中リスクを高めることがわかった
・10年間の観察研究では人工甘味料を含む清涼飲料水を毎日摂取する人ほど、脳梗塞、認知症の発生率が高いことがわかっている
また、食品100gあたり(100mあたり)5kcal未満であれば、「カロリーゼロ」と表示できるため、エネルギーが全く含まれていないとは限らない。
人工甘味料のアスパルテームについて、世界保健機関(WHO)傘下の国際がん研究機関(IARC)は、2023年7月14日に「ヒトに対する発がん性をもつ可能性がある」物質のグループに含めることを発表しており。特に肝臓がんを引き起こす可能性について懸念されている。
人工甘味料は砂糖由来ではないため血糖値の上昇や虫歯のリスクはなくなる。しかし、少量で強い甘みを引き出すため、その甘みに慣れてしまうとさらに強い甘みを欲してしまいがちになる可能性がある。
使用には気をつけたい