#56 大人の学習合宿in福山 1日目
昨年2月に新渡戸文化学園でお会いした、久田教育総合研究所の久田 佳孝さんにお声がけいただき、「大人の学習合宿in福山」に参加。
はじめにポジティブもしくはネガティブな「高校生」「保護者」「管理職」のいずれかに「なりきって」、ある事例についての対話をするアイスブレイク。私は「場当たり的な対応ばかりで見通しがない」ネガティブな管理職であった。もちろんそもそも管理職ではない。場当たり的かと言われると絶対違うとも言い切れないが、自分では「理念」をもって行動しているつもりだ。その役になりきってみて感じたのは「流されるのは楽だが生きづらい」ということだった。あっちにもこっちにもいい顔していると、私はおそらくしんどくなるタイプなのだと思う。
続いていくつかの項目を、「自分にとってどこから着手するのが大切だと思うか」を理由とともに「ダイヤモンドランキング」にし、それをチームで対話を行いながらひとつにしていくというワーク。私たちのチームは「幸せ」を最上位目標とし、それをもとにランキングを作っていった。この場面では先ほどとは異なり「自分」で話すことができたが、「相手の意見を受け入れつつ、自分の意見も言う難しさ」とともに、「表面的なものを戦わせないようにする」重要性を感じた。
「自分がいいと思うこと」ではなく、「その人がいいと思うこと」を考えるには、今回のような「いつもと違うペルソナを演じる」「『なぜ?』まで深掘りして価値観を知る」経験は必須である。来年度はこのあたりをより具体化して、授業、または同僚や仲間との対話で実践していけたらと感じた。