川端 雄也

公立高校理科教諭(専門:生物) / みんながハッピーな社会/アクティブ・ラーニング /…

川端 雄也

公立高校理科教諭(専門:生物) / みんながハッピーな社会/アクティブ・ラーニング / 『学び合い』 / 自己調整学習者

最近の記事

#90 「タグ」がわかる離任式

山口県の県立学校は今日が離任式であった。改めて1年経ったことを実感する。 「離任者紹介」では離任する教職員が「どのようなことをしていたか」が紹介される。「もし自分が離任するとなったらどのように紹介されるか」とふと思った。 自分には今どのような「タグ」がついているだろうか。もちろん、「教科」「分掌」などはあるとして、「川端といえば…」という「タグ」はついているだろうか。 今年度1年間はこの「タグ」を多くつける1年にしたいと考えている。

    • #89 時間をかけた方がいいところ

      火曜日、各委員会に所属する委員を各クラスから選出する際、ある委員が最後まで決まらなかった。昨日決めようと思ったが私が全く覚えていなかったため、今日決めることとなった。 「はい、じゃあまだ委員になってない人がじゃんけんして」と私が一言言えば、おそらく生徒たちは動いてくれただろう。「時短」にもなる。 しかし良いチャンスだと思い、時間をかけることとした。生徒たちに「決めるいい案はないか」と尋ねることからスタートした。だがなかなか発言はない。入学して4日目ということもある。そこで

      • #88 優先順位は「当たり前」

        最近「優先順位を考えた方がいいのでは?」と感じることがあったため、与えられた仕事についての優先順位を、どのように自分がつけているかを言語化してみる。 ひとつは「時間」である。当たり前すぎるが、「時間的余裕があるもの>ないもの」である。 ふたつめは自分が「積極的にやりたい」と思うか否かが軸としてあると思う。「積極的にやりたい」と思うものはきっと放っておいてもやるだろうから、優先順位は「積極的にやりたいこと<否」となりそうだ。 これで四象限に分けると、 ①期限が迫っていて

        • #87 それぞれのペース

          山口県は各所で桜が満開になったよう。 運動を兼ねて近くの川まで花見をすることにした。 当たり前だが「満開」と言っても、もうすでに先終わったものもあれば、これから咲くものもあった。人が「勝手に」決めた見頃とは「ズレた」時に咲く桜にももちろん価値がある。 「それぞれのペース」で大丈夫。

        #90 「タグ」がわかる離任式

          #86 「合わない人」と関わると

          社会にはいろいろな人がいるから、当たり前に自分とは「自分とは合わない」人がゴロゴロといる。 なぜ「自分とは合わない」と感じてしまうのかを分析すると自分が何を大切にしているかがわかるのではないかとふと思った。 そこから考える自分が大切にしていることは(ひとまずでてきたものとして) ・生徒たちはなんでもできる。 ・他者をコントロールするようなことはしたくない。 ・みんな違う方が面白い ・笑顔 かなと思った。さらに、ふと思い立ってこれらを「自分事」にしてみると、 ・成長し続

          #86 「合わない人」と関わると

          #85 あなただから

          情報を「1人ないし少数がもっておく」と、その1人ないし少数の人は重宝されるかもしれない。少なからずそのような人はいるように感じる。 私はあえて情報は「共有できるものは共有したい」と思っている。 「そんなことをしたら自分の価値がなくなってしまうよ」 と言う方がいらっしゃるかもしれない。私の理念は「みんなハッピーな社会」であるが、「いいものを1人ないし少数で秘密にしておく」ことは「みんなハッピー」にはつながらないと思っている(何かしら具体的なデータがあるわけではないが)。

          #85 あなただから

          #84 人は人によって変わる

          ①経験 Facebookのポストに「いいね」をつけてくださる方がどの方も「すごい」方々(1人の人として大変尊敬させていただいている方々)で、1年前の自分が想像もしていないことが起きていると感じた。 ②振り返り 昨年10月ごろから「フッ軽」にさまざまな場へ出かけるようになった。出かけるようになった理由はいろいろな意味で「身軽」になったから。 私は元来「人見知り」であり、「外に出る」を積極的にするタイプではなかった。しかし「この人に会ってみたい」と強く思った方に会え、その方との

          #84 人は人によって変わる

          #83 坂本龍馬か勝海舟か

          本日より新年度。現在の勤務校に来て3年間主担当していた業務を若手に、私自身は副担当にまわることにした。サポート役にまわれることはとても光栄なことだと感じている。 安宅和人さんの『シン・ニホン』に、うろ覚えであるが「坂本龍馬から勝海舟へ」のような記述があったことを思い出す。 まだまだ未熟な部分はたくさんあるが、少しずつ「勝海舟」的なポジションに立つことを意識するようにしている。 もちろん、「坂本龍馬」的ポジションが「あっている人」もたくさんいらっしゃるので、全ての人が「勝

          #83 坂本龍馬か勝海舟か

          #82 「幸せな自分」とは

          「4月に入る前には」と思い、『四月になれば彼女は』を見に映画館へ。 (一言一句同じではなく、私の解釈もあるが)「過去を思い出したくなるのはその頃の幸せを忘れられないから」という言葉が印象に残っている。 「その頃」を思い出すことがないときが「幸せ」ということなのかなと思った。 「幸せとは?」と聞かれたら「幸せ」について考えていないときなのかもしれない。 この文章を書きながら、この映画を見に行ったことも、「その頃の自分に会いに行っている」な気がした。つまり、まだ「幸せ」になる

          #82 「幸せな自分」とは

          #81 2025年度を考える時間

          金曜日の勤務後、同期から「焚き火」に誘ってもらった。 「気づいたら1日が終わっている」ような毎日を過ごしていたんだなと感じる2時間であった。 同期とは「これから」について本音で語り合うことができたと思う。 (勝手に)とても気の合う同期だと思っている。 「多様な他者」と関わる、自分の価値観とは真逆の人と関わることはとても大切だと思っているが、「不安」なときは「気の合う人」と関わることで「安心」することができる。 逆に考えると、「安心」できる環境だからこそ、「多様な他者」と関わ

          #81 2025年度を考える時間

          #80 当たり前すぎて気づけない

          ①経験 昨日はTPチャート研修の前に「ゴッホアライブ展」へ。どの方向にも展示があり、音楽に合わせて絵が移り変わっていた。あるお客さんが「どこを見ていいかわからない」と言っていたのが印象に残った。 ②振り返り どこを見ればよいかはっきりしていれば「わからない」とはならない。 日常生活で「どこを見たらいいかわからない」となることがないのは「どこを見ればよいか」を無意識に判断できているから? ③概念化 毎日生きているだけで「自分で考えて、行動する」をしている。しかし「行っている

          #80 当たり前すぎて気づけない

          #79 TPチャート作成研修@昭和女子大学附属中学校・高等学校

          日付が変わって昨日、東京大学の栗田佳代先生のTP(ティーチング・ポートフォリオ)チャート作成研修を受講した。 これまで栗田先生の動画を使って作成したり、大野智久先生に振り返りのフィードバックをいただいたりという経験はあったが、リアルで作成したのは初めてではないかと思う。また、この時期に作成するのも初めてで、年度末の忙しい時期ではあるが1年の総括にとても良いと感じた。 相手に気づきを与える質問やフィードバックがなかなか難しく、まずは回数をこなしていくことを1つ目のハードルに

          #79 TPチャート作成研修@昭和女子大学附属中学校・高等学校

          #78 普段の行い→チャンスへ

          ①経験 今日はある「私が深く関わっていなかったこと」について回ってきたチャンスを逃してしまった。 ②振り返り 「深く関わっていなかった」と書いたものの、属する組織の話であり、それについてチャンスを逃してしまうということは組織の「一部」しか見れていなかったということだと感じた。 もちろん目の前のことに精一杯になることも大切であるが、ある程度年齢を重ねてきているのだから、もっと周囲を見る余裕を持ちたいと感じた。 ③概念化 気づいていないだけで身近にはたくさん「チャンス」が転が

          #78 普段の行い→チャンスへ

          #77 「本当のこと」はわからないので

          ①経験 ある人と会話を交わしたあとに「モヤっと」した気持ちになった。最近モヤっとすることが多いなと感じたためなぜか原因を考えたが全く検討がつかないため余計モヤっとした。ふとした瞬間に「言いたいことを言うことができなかった=対話不足」だと思うとスッキリした。 ②振り返り なかなか「答え」がでないものを考え続けるのはしんどい。 「モヤっと」することはネガティブであると思いがちだが、「考え続ける」と言う視点では「モヤっと」はポジティブにはたらく。 それっぽい「答え」が出てスッキリ

          #77 「本当のこと」はわからないので

          #76 大切なものまで失っていないか

          ①経験 最近、体を洗うときには「まさつレス」と謳っている泡で出てくるボディソープを使っている。数年前までは「ナイロンタオルで擦らなければ洗った気にならない」と感じていたが、肌が弱く、最近それを強く感じたため切り替えた。 ②振り返り 肌を綺麗にしようという意識でゴシゴシと擦っていたが、大切な部分まで「削って」しまうことでより乾燥を進めてしまっていたのだと考えている。確かに汚れはとれるのかもしれないが、それにより起こる乾燥肌についても考えておくべきであった。 ③概念化 あるこ

          #76 大切なものまで失っていないか

          #75 ワクワクする方へ

          ①経験 教員ではない方のお話しを聞く機会があった。「仕事について」お話を聞いたわけではないのだが、その方がぽろっと言った仕事の方向性?が、「そっか、確かにこの仕事はそういう仕事だ」と、私が興味をそそられるものであった。 ②振り返り その方とはこれまでもお話をしたことがあったし、その方の会社の仕事内容もある程度知っている「つもり」であったが、今回ハッとした視点から見たことがなかった。 なぜ今までそう見ることができなかったのか→民間企業=お金儲けのためにする、という偏見があった

          #75 ワクワクする方へ