#30 細かくない方が伝わる

先日カレー専門店で昼食を食べた。その際メニューに、「ライスかパラータ」が選べるようになっていた。スマホで検索してみてもよかったが、せっかくならと店員の方に「パラータってなんですか？」と聞いてみた。すると「ナンとクロワッサンの間くらい」と説明してくれた。食べてみると確かにその説明がピンとくる食感と味であった。

先ほどスマホで検索してみると、Wikipediaでは「パラーター（पराठा）は、チャパティの生地をのばし、ギーを塗り、折り畳むことを繰り返してギーを層状に練り込み、薄くのばして焼いたもの。」と出てきた。少なくとも私は全くイメージがわかなかった。おそらくこの説明を受けていたらパラータは注文しなかっただろう。

前提となる知識を共有できていない人へ説明をする必要があるときに、「なるほど」と思ってもらうには、「細かい情報」よりも「ざっくり」の方が良いのかもしれない。