2022年、山あり,谷あり,旅あり【後編】
この記事は「みんなのアドベントカレンダー2022」の12月2日分の記事です!前編はこちらから読めます。2022年、山あり,谷あり,旅あり【前編】
「みんなのアドベントカレンダー2022」では、12月1日~25日までテーマ「2022年のわたしと来年に向けて」に沿った記事を投稿していきます。
旅がなかなか始まらない
前編にも書きましたが、今年6月末に会社を退職して実家に戻ることにしました。静岡から実家の長崎に帰るまでの引越し移動。この移動のどさくさに紛れた始まったのが日本一周、約半年間の曖昧な計画のままスタートすることにしました。
「旅は良いけど、さすがに書類手続きは済ませなさいね」間違いのない母からの一言で7月頭に佐世保市に帰省。転出証明書の紛失と台風のコンボで旅のスタートが一週間延びました😅 でも、この時に会う予定ではなかった友人や街を歩いたことが自分の中に深く残ることになりました。
旅をしてみると見えた景色
静岡を出発して現在(12月2日)に至るまであっという間に141日が経ちました。141日も経ったので色んな出会いや気づき、ハプニングなどが発生したわけですが、その中でも自分の中で大きかったことを紹介します。
自分という人間と見つめ合う
141日間の一人旅は、嫌でも自分と見つめ合う機会の多い旅でした。
「自分探しの旅に出る」という言葉がありますが、色んなものに出会うことで意図しなくても自分のことを知っていくんだなぁと感じました。
例えば、ご飯でいうとモーニングは高確率で「コメダ珈琲」で食パンとゆで卵を食べます。色んな選択肢を試した中でのベストがコメダでした。
各地の美味しいものを毎日探すよりも朝くらい安心したい。毎日ワクワクが止まらないわけではないことがわかると朝食は自然といつものメニューに決まっていきました😆
感動するはずの景色でがっかりしたときもありました。それは北海道の宗谷岬でのこと。日本最北端の清々しい景色。2日間車中泊を繰り返してやっとたどりついた景色の先には海峡を挟んで樺太の大地が広がっていました。
気持ちの良い風を受けながら喜びを味わうはずが、何故だか悔しい気持ちに。今いる場所は日本という国の端っこに過ぎなくてこの先には今は見に行けない景色が広がっている。目に見えない大きな壁が見えた気がしました。次はあの壁を越えたい、長い道のりの先で未知の自分に出会いました。
誰かが待ち受けていてくれることに幸福感を感じる
自分の旅は「初めまして」よりも「ひさしぶり」という回数の方が多い旅でした。自分が人見知りで初対面の人とたくさん話したいと思わないタイプだからなのですが、好きな人たちとの再会は、好きな本の続巻を手にするような気がしてすごくワクワクします。コロナで会えなかった人、卒業や転居で自分の日常から遠ざかった人と待ち合わせして再会できることに幸福感を感じました。
また、初対面でも快く受け入れてくれる人や場所があることが当たり前ではないことも知りました。自分の生活の中や旅行先に自分と波長の合う「待ち受けてくれること」があるということが大切なんだと気づきました。
2022年12月から来年に向けて
12月を迎えると今年ももう終わりか、という気分になりますがむしろ本番はこれからな気分でいます。12月中に現在地の高知県四万十市からゴールにたどり着くまではまだまだ先の長い旅です。これからも出会いやハプニングを繰り返しながら旅が続いていくと思います。この先、どんなどんでん返しに出会うかわからないので2022年の総括としてはまとめきれない切れない記事になりました。でも、旅が終わったときにもう一度振り返りをまとめるので追っていただけると幸いです。
そして来年に向けてですが、一番先にやりたいのは地元での「写真展」です。生まれてからの18年間を過ごした佐世保でお世話になってきた方々に自分が出会ったものを共有して一緒に楽しめる場を作り上げようと思います。そして同時並行に旅を応援してくださった方々にどんな旅だったかを報告する「写真集」を制作します。完成時期は未定ですが、2023年は旅の総括からスタートしていきたいと思います。
また、そのあとの展望として実家に居座ることにしました。元々、旅が終わった後は旅の最中に見つけた住みたい場所に引っ越そうと思っていましたが
今の自分だからこそ地元で興せる何かがある気がするので予定変更して住もうと思います。
何がともあれ、来年も今年のように飽きることのない旅のような日々が過ごせるようにマイペースで気楽にいきたいと思います。