あれ…?年下君がまた家に来る…?
自分から連絡しないしない言っておいて…
いや、違うの私発信じゃないの厳密には…
でも連絡したのは私なの…
と、心中まったく穏やかではない。
確かに、前回のお泊まり会のあとにも「次は別の新作映画みんなで観に行こう」とは、言った。
みんな(年下君と年下女子ちゃん)で同意してくれていた。
でもその映画の公開日になっても誰も「いつ行こう」みたいな話をしないので、なんとなく流れるかなーと思っていた。
(ただし、もしかしたら行く可能性もあるので一人で観るのはちょっと様子見にしていた)
発端は年下女子ちゃんだった。
相変わらず年下女子ちゃんとばかりいるが、
最近は「年下君を誘わない女子会」なども開催していて、あまり年下君の話題も上がらなくなりつつあった。
しかし最近彼女が、
「あの映画、ほんとに3人で観に行かない?」
と連絡をくれて。
あ、覚えててくれたんだ!
と。
3人で行く話生きてたんだ!
と。
ただ、年下女子ちゃんに言ってもらえたのは嬉しかったが、
「年下君、聞くところによると合コンなどで忙しそうだし、もう誘っても来ないかもなあ…」
とぼんやり思ったりもした。
(ちなみに、合コンの件はまだ年下女子ちゃんには言っていない。
マイナス評価になる気がしたので無意識に年下君のことを庇っているのかもしれない)
そして、正直以前より「年下君に会いたい会いたい!!」の熱が落ち着いてきたのも感じており。
「多分この子のことを好きでいても、なかなか期待通りにはいかないだろう」
と考え始めているためだ。
要は打算的になってしまっている。
そして、どうしたって面倒見の良い先輩にしかなれないことに、ちょっと疲れてきたのだ。
出会ってまだ半年も経っていないけれども…
ていうか年下君がなかなか大変な時期なのに心が狭くて申し訳ない、人前で口には出さないけれども私は本当に心が狭いなと思って嫌になる。
しかし年下女子ちゃんは、
「また3人で遊びたいけど、私たちと会うことで年下君さんが仕事のストレスを思い出したりして辛くなったら大変なので、年下君さん次第で!」
と言ってくれている。
年下君はいま、とにかくストレスから離れてリフレッシュする期間なので、気を遣っているのだろう。
私も、
「彼にとっては私も言うて会社の人間というカテゴリーだろうから、あんまり今は連絡しない方がいいかもしれない」
と思っていた。
「そのなかで私が力になれることをしよう、元気になってもらおう」
と考えていた。
だけれども、
「でも合コンに行ってたらしい」のが地味にショックだったのだ。
合コンなんてみんな行くけれども、
とにかく己の器の小ささを実感するばかりである。
とにかく年下女子ちゃんと、「映画を観に行く会」をまた開こうと約束した。
ついでに、「前回はたこ焼きパーティーだったから今度は餃子パーティーね」と盛り上がる。
…ということは、必然的にまた我が家がパーティー会場になるわけだ。
年下君を、また我が家にお誘いすることになる。
しかしさすがに「泊まりにきませんか」とは言えないので、
「年下女子ちゃんと映画を観る会やるよ」
「そのあとは餃子パーティーだよ」
とLINEを送った。
しばらくして年下君から
「行くっす」
「わーい!!」
と実に能天気な返信があり、
私と年下女子ちゃんが気を揉んでいた時間はなんだったんだよと思ったが、なんか元気そうなのでほっとしたのであった。
というわけで年下君、またうちにやってくる予定だ。
もうすっぴんも見られたし何も怖いことはないが、またおつまみ作って食べてもらおうとか部屋死ぬほど掃除しておこうとか、考えている。
今週めちゃくちゃ忙しいのでなんとか乗り切って、良い週末を迎えられるように必死で働こうっと。
いやあ年下君、よく考えたら会うの3週間ぶりなんであんまり久しぶりではないな。
かつて毎日顔を合わせていた時期を思うと、久々といえるのかもしれないけれども。
3週間で彼は何か変わっているかな。
表情、明るくなってるといいな。
私は最近絶対ウェイトが上がったのでもう少し落とそうと思います。
しかし、年下君に関して
「この子のこと好きでいてこの先何かいいことあるかな」
なんて考えに至る時が来るとは思わなかった。
何があっても盲目的に片思いしてきたので、恋愛には相当なエネルギーが必要なのだなと改めて実感している。
多分私がいま仕事が大変な時期で、まったくそういう浮かれモードにならないことも手伝っている気がする。
でもここで私が倒れたらダメなので、私だけは平気でいなければいけないので、そういうプレッシャーも感じつつ働いているので、まずは頑張るのみ。
そこで年下君に再会した時にまたときめいたとしたら、それはそれでいいことじゃないか、
と、思うことにした。
ただ前回のたこ焼きパーティーがめっちゃくちゃ楽しかったので、今回もみんなで集まれることは間違いなく楽しみだ。
いい仲間ができたなあと思う。
ありがたいですね。
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