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はじめてのFDC作り〜切手発行日のおでかけ〜

こんばんは、yuuです。


みなさまは、FDCFirst Day Cover(またはFirst day issue)をご存じでしょうか。

 新しい切手が発行されたとき、その切手を封筒に貼り、発行当日の日付印(消印)を押してもらったものを、切手収集の世界では「初日カバー」と呼んでいる。

切手の博物館HPより(切手の豆知識・第13回・初日カバー (kitte-museum.jp))


私がFDCについて知ったのは、noter・森川響喜さまの素晴らしいコレクションの記事がきっかけです。


森川さまの紙もの、そして切手など郵趣のコレクションは見ているだけで幸せな気分になるのみならず、その豊富な知識や探求心にとても憧れています。ファンの一人としていつも記事を楽しみに拝読しております…!

中でもこちらのFDCは…切手、封筒、記念印が一堂に会するカバーがとても美しく、最大のポイントである切手発行日にしか作ることができないという特別感。これが郵趣家のみなさまのコレクター心をくすぐるひとつの作品になっているんだなぁ…と感じます。


自分でも色々と調べているうちに、切手にマッチしたはがきや封筒を準備できるかも…?と思いつき、本日10/7発行の記念切手にあわせ、そのFDC(とマキシカード)を作成してまいりました!

ちょっとしたレポートとともに切手とFDCについてご紹介してみようと思います。よろしければお付き合いください。



10/7発行の切手について


「国際文通週間にちなむ郵便切手」として、15円・120円・160円の特殊切手がそれぞれ発売されます。

"万国郵便連合(UPU)"結成日の10月9日を含む1週間が「国際文通週間」と定められており、日本ではこの日の近くに毎年特殊(記念)切手が発行されています。
今年のデザインは葛飾北斎の「文鳥 辛夷花こぶしのはな そして「冨嶽三十六景」です。



FDC、どうやって準備する?


FDCを作ってみようと考えた時、記念印そして封筒はどの郵便局へ行けば手に入るのだろう…?という疑問が浮かびました。
記念印(風景印)はこだわりがなければどの局でもいいのかな?とも思いましたが、特別な封筒に関しては普段の生活圏内で売っているところを見たことがないですし…

そこでまず「切手発売の初日押印」に関して調べてみると、今回購入する切手の発売初日には東京・京橋郵便局に「東京中央郵便局押印会場」が設置されるとのこと。これは調べて初めて知りました。良く見かけるのが東京中央局の押印なので、てっきりそのまま中央局で行われていることだと思い込んでいました…京橋局に特設会場ができるようですね。


また、「郵頼」といって事前に郵便局へ押印を依頼することも可能です。初日印だけでなく遠方の局へ風景印の押印を依頼する場合など、押印位置の指定ほか必要事項をあらかじめ郵便によって依頼する方法です。
くわしくは日本郵便のサイトをご覧ください…



そしてこちらの会場にてFDC用の封筒を販売するお店も出店しているとのこと。
四ツ谷に店舗を構える「郵趣売店」さんです。

私は開局時間に到着できるか不安だったのもあり、事前に電話にて問い合わせをさせていただきました。
先週の金曜日、ギリギリの連絡になってしまいましたが希望通り3枚分の封筒を確保していただき、安心して当日向かうことができました。



朝9時、京橋郵便局へ。


東京メトロ日比谷線・東銀座駅より徒歩2〜3分ほど…京橋郵便局に到着です。

こんなに早い時間から郵便局に赴くのは初めて。心なしか緊張感が漂います…
案内をたどり郵便局の5階に向かうと…押印のための特設会場が開設されており、そちらで切手の購入と押印が行われていました。

まずは郵趣売店さんの出張店舗で名前を告げ、FDC用の封筒を無事に購入できました!

120円切手と同じ「冨嶽三十六景 東海道金谷ノ不二かなやのふじ
説明書も封入されています


今回購入したのは、絵柄に何種類かあるうちの「NCC版」と呼ばれる封筒です。
ちなみに私が到着した時には既に絵入りの封筒は完売してしまったそうで、「電話もらっていてよかったね〜」と…勇気を出して問い合わせてよかったです😭

その後は切手を購入し、貼付のためのコーナーへ。机にはスポンジの用意もしっかりありました。
まだまだ緊張が残りながらも切手を封筒やはがきに貼り付けていき…この作業で心が少し落ち着いた気がします(笑)

最後に押印の列へ。特印は手押しと押印機でそれぞれ図案が違うので、この違いもまたコレクターその人によってこだわりが出るところです。
特印の他にハト印もそれぞれあり、みなさん思い思いの押印を楽しんでいらっしゃいました。



初めてのFDCが完成!


それでは、さっそく今回私が作成したものをご紹介します!

120円切手とあわせて。
こちらは切手を増やしてみました


特印は手押しの図案を選んでみました。押印機の方も気になりましたが、やはり冨嶽三十六景と富士山とマッチさせたくなり…!
押印位置など局員さんから丁寧に確認していただき、素晴らしい出来上がりになりました✨
浮世絵の切手にとび色の印が映えてとっても素敵…


こちらはマキシカード(っぽくしたもの)。
北斎のこの絵が好きなのでどうしても作ってみたかった!のですが…

1日からの郵便料金値上げの影響で、押印に必要な切手の金額も上がったので(通常はがきと同じだけ、現在85円分必要です)15円切手の場合6枚の貼付が必要に…文鳥の部分にかなりかぶってしまいました。。
しかし当日までに切手と同じカードをしっかり用意できた自分を褒めてあげる意味でも大事にしたいカードです…合わせることができた楽しさをじわじわ感じています♫

押印会場にいらっしゃっていたみなさんは、やはりそれぞれ切手にあわせた封筒や絵葉書などをご用意されていた印象。
自分で切手を何とあわせたいか考えたり、特印の収集をしたり…私もFDC作りを通じて、郵趣の醍醐味を味わうことができました!



私にとって「特別」なFDC


さて、今回この日に発行された特殊切手にあわせてFDCを作ったのにはちょっとした理由があります…

切手の数・押印位置も再現してみました

上段のFDCは1991年10月7日に発行された特殊切手のものです。(オークションにて数百円で入手しました)
紛れもなく、私が生まれたその日に発行された切手とFDCです。こちらをオークションで見つけたとき、自分と同じ日に生まれた切手の存在をすごく特別なものに感じたのです。(例えばこの日が土日だったら絶対になかっただろうし…)

そして月日は流れ、郵趣に興味を持ち始めた今…今度は自分で同じ日のFDCを作ることに挑戦してみました。
ビギナーながら特印や押印会場などについてたくさん調べ、今年の10月7日にもこうして切手が発行されたことに運命を感じたりして…笑
この日は国際文通週間中で切手発行日にあたることが多く、この先も機を見て押印に参加してみたいなと思います♫

とても貴重な、初めてのチャレンジと素敵なFDC…宝物にしたいです。
日焼けしないよう気をつけながら飾ろうかと思います!



そして…
いつも子供っぽいことばかり書いているけど、案外いい歳だったんだな…とお思いのみなさま…(笑)


本当にその通りなので、どうか心の中にしまっておいてください!😂😂😂



おまけ


押印を終え、ちょうど持ってきた郵便物の差し出しも完了して京橋郵便局を後にしたのが10時前くらい…
ひと仕事終えたかのような雰囲気もありつつ、せっかくの休みなのでそのまま銀座〜有楽町〜日本橋とひとり散歩を決行することに!

誕生日に仕事を休み、朝の時間に銀座をひとり歩いているなんて…普段は田舎で静かに暮らしているだけに、すごく新鮮な気分でした。
しかし今日に限って日差しも強く、暑さの戻った1日でしたよね…日傘が手放せませんでした。。


結果、いつものツアーでした。笑


しかし今回は「和紙」「和柄」に重きをおいたお買い物となりました。もちろんシールもあるよ!笑
100均シールをサラっと入れてくるあたり、自分ぶれないな、と思ったりします。。

本当は最後にちょこっと書いて終わるはずでしたが、ボリュームが出そうなので別記事にして書いていくことにします。楽しみにしていただけたら嬉しいです…😂




最後になりますが…素敵な記事を引用させていただいた森川響喜さま、本当にありがとうございました。

ここまでお読みいただいたみなさまにも感謝いたします。ありがとうございました♫


それではまた!

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