AI時代の出版ゼミ

アイディアを発酵させる

📚1ページ目:ホンギュラリティってなんなの?はこちら
📚2ページ目:個人の時代の仲間集めはpush型からpull型へはこちら
📚3ページ目:正義3.0はこちら
📚4ページ目:アイディアを発酵させるはこちらのページです
📚5ページ目:スマホがあれば出版できるはこちら
📚6ページ目:アーティストよ、筆を取れ。出版は爆発だ!はこちら
📚7ページ目:10冊売れると10,000円。 電子出版の印税の話はこちら

【4ページ目:アイディアを発酵させる】

大野:本を実際に書いてたのってどれくらい時間かかったの?

木村:書いてたのは3ヶ月くらい。そこから出版用のデータに整えたり、表紙を作ってもらったりで1ヶ月かかって、出版したのは執筆開始から4ヶ月後だね。

大野:それってどうなの?長いの?

木村:短いんじゃないかな。出版社から出そうと思うと、原稿書き上げてから発売までに半年とかかかるし。

大野:そんなかかんの!?そしたらめっちゃ早いじゃん!

木村:うん。しかもおれの場合は目次作りのに丸々1ヶ月くらいかけたからね。延々と目次の段階で作って壊して作って壊してってやってた。

大野:目次ね、大事って言ってるもんね。

木村:本の完成までの内、目次が8割ってのがおれの実感。この半年で4冊の出版に関わってきたけど、全部そう。目次が1番大変で、でもここが1番大事。

大野:どうやって作ったの?おれだったらそんなに目次だけやってたら飽きて、とっとと書き始めちゃいそう。笑。

木村:まあね。笑。出版ゼミでは初級編・中級編・上級編の3つ方法紹介するけど、おれが自分でやったやつは上級編のやつ。ポストイットみたいなメモ帳にブレストしまくって、KJ法でまとめて、その山を見ながらまたブレストして、、、を繰り返しながら作っていった。

目次作りで使ったメモの束目次作りで使ったメモの束

第1章のメモ。短文と簡単なスケッチが描いてある。


大野:
へー。絵も描いてあるね。

木村:8月のお盆でさ、ばあちゃん家に遊びに行ったんだけど、移動中の新幹線の中でもやってたからね。笑。もうね、ずっとやってた。笑。

大野:すごいな。笑。変態だね。笑

木村:いやぁほんと、おかしくなるかと思った。頭の中そのことばっかなんだもん。笑。

大野:笑。

木村:おれその4ヶ月の間さ、本もほぼ読まなかったし、Twitterとかでも普段の10分の1くらいしか読まなかったんだよね。インプットを止めてた。なんでかって、本の価値って「新しいことがどれだけ書かれてるか」じゃない。「何ページ書いてあるか。」ではないでしょ?

大野:ビジネス書とかだとそうだよね、本当は。

木村:そう、だから「これはおれのオリジナルの内容だぞ」ってことを書かないといけないんだけど、それって自分の内側に蓄積させてきたあらゆる情報を発酵させて、今までにない新しいものを作り出すみたいなものでさ。そこに新しいものを入れちゃうと、発酵しないんだよね。

大野:脳みそをフルに使って、味噌のように知識を発酵させると。(うまい)

木村:そうそう。笑。んでその時に、普段自分が「考えてる」って思ってたことのほとんどって、考えてるんじゃなくて「情報に反応してる」だけだったんだなってわかった。もちろんそれも必要なんだけど、それだけだといつまでも二番煎じで、何かを作り出してるわけじゃないんだなって。

大野:あー、それはそうかも。発酵してるかはわかんないけど、おれも何か「これやろう!」ってアイディアが出るときは、頭の中でずっと引っかかってたというか、中にあったものがパッて繋がるような感じがあるし。

木村:ね、大事だなって思うよ。

大野:今回やるゼミもさ、大学卒業して就職して、ってなると勉強する時間どんどん減って行くじゃない。みんな忙しくなるしさ。

木村:うん。

大野:でもさ、会社員だけど本業とは別に◯◯の研究してます、とか専業主婦だけど〇〇の技術を開発しました、とか肩書きって自分で勝手に作っていいと思うんだよ。別に誰の許可もいらないわけじゃない本当は。笑。

木村:医者とかね、命に関わるのはまた別だけど、コンサルなんて名乗ればもうコンサルだからね。

大野:そういうのもあって、劃桜堂で学問や新しいことに触れてもらう場として、ゼミをやろうと思ったのが今回の出版ゼミのスタートだったんだよね。


5ページ目【スマホがあれば出版できる】に続きます。


お知らせ

8月19日(日)16:00〜18:00に【入門編】AI時代の出版ゼミ 『つくる人の武器』としての出版講座を渋谷で開催します。

詳細はこちら👉 https://aipublish.peatix.com/
イベントページはこちら👉https://www.facebook.com/events/205068223534630/?notif_t=plan_user_associated&notif_id=1533914736234533

【イベント概要】
AI時代の出版ゼミ 『つくる人の武器』としての出版講座

AI時代に力を持つのは、自らの感性、美学、哲学を技術を駆使して形にする “つくり出す人” です。

データやルールがあるものや、そこから導き出せる『正解があるもの』はAIに任せればいい。
データやルールのない『感性を元にした、正解のないものをつくり出す人』が活躍していくこれからの時代。

そんな時代に活躍する、アーティスト、デザイナー、パフォーマー、カメラマン。
はたまた、料理人やパティシエ、ライターや作家、映画監督に作曲家。
そんなアイディアと技術を駆使して『つくる人』たちにとって『著書』は武器になります。 
そんなAI時代に向けて、『つくる人の武器』としての出版講座を開催します。

☝️一芸払いという『つくる人』限定の支払いシステムも第2回から導入しました。ぜひ最後までご確認ください。

例えばアーティストなら作品の説明や制作過程をまとめた著書をポートフォリできるのはもちろん、
展覧会のグッズとして販売したり、それらをテキストに初心者向けの絵描き講座をすることもできる。
例えばパフォーマーなら自分のパフォーマンス動画を電子書籍にリンクさせて、
写真と動画と文章で作品を紹介することもできる。

しかもアマゾンの自己出版サービスを使えば、スマホだけで電子書籍もペーパーブックも出版することができる。
どちらも1冊から販売できるから、何冊以上売らないといけないというノルマもなければ、初期費用も無料でリスクもない。 

今までの本は、
専門技術と専用の印刷機と大量の販売ノルマのために、実績ある人の『終わり』の本でした。
これからの本は、
簡単な技術でAmazonから出版することができるために、これから活躍する人の『始まり』の本になりました。
つくり出す人の『1番最初の武器』へと、本の役割が変わりました。

出版への技術的、金銭的ハードルがなくなったいま、
必要な技術は本の骨格とも言える『目次作り』だけです。

目次さえきちんと作れれば、
・長文を書くスキルがなくともきちんと本になる
・実際に手を動かし始める前に内容を推敲できるので、高いクオリティの執筆ができる
・自分だけでは判断しにくい内容の良し悪しをきちんと判断できる
など、出版までの最も大きな関門をクリアすることができます。

半年間で自著も含めて4冊の出版に関わってきた講師が、
・なぜ今、つくり出す人が本を書くべきなのか
・目次をつくりためには具体的にどうしたらいいのか
について、ワークショップ形式で具体的レクチャーします。

ゼミ中には目次作りのノウハウを教えるだけでなく、
どのような切り口で本にすればヒットする内容になるかの個別相談はもちろん、
同じく出版に向けて努力するクリエイターの仲間ができるのも大きな魅力です。

6月15日の第1回を経て、さらにパワーアップした内容でお届けしますので、
つくり出すことを仕事にしている方、これからそのように生きていこうとしているみなさんにぜひ来て欲しいと思います。

☝️ゼミは3回ありますが、各回内容は同じですのでご都合の良い日にお越しください。

※一芸払いとは:AI時代の出版ゼミでは、アーティスト・デザイナー・クリエイター・ダンサー・カメラマン・パティシエ・ライターなど、何かを『つくりり出す』人を応援しています。そのような人向けに、通常料金の半額をそれぞれの『一芸』で支払うコースを用意しました。アーティストの方でしたら作品1点を参加費の代わりに提供いただき、パフォーマーの方はゼミの休憩時間でパフォーマンスを披露していただき、カメラマンの方でしたらゼミ中の撮影をしていただくなど、その方の『一芸』を提供していただくことで、参加費の半額とするコースです。
一芸払いは各回10名までなので、お早めにお申し込みください。
もし「私のこれは一芸払い可能なのだろうか」など質問がありましたら、Facebookもしくはpeatixからお気軽にお問い合わせください。

詳細はこちら👉 https://aipublish.peatix.com/ 

■講師情報
木村悠貴(きむらゆうき)

企画・プロデュースを行うフリーランス。人材研修会社の研修プログラム開発、出版プロデュースやインターネット動画の脚本構成などを行う。
人間の持つ『知性・感性・身体性』の3つに関する能力開発をテーマに掲げて活動中。

著書:『深層視考: 脳みそを使い切る!『囲んで・繋げて・考える』全く新しいiPad Proの使い方』 https://amzn.to/2IN394B

教育行政・法律部門 売れ筋ランキング第1位 獲得
教育行政・法律部門 新着ランキング第1位 獲得
Kindle Unlimited 人文・思想・教育学ベストセラー 獲得

2018年3月にスタンフォード大学で開催された国際AIシンポジウム「AAAI」にてゲストスピーカーとして深層視考を紹介。
他にもNPOや国立大学にて講演を行っている。

他にも篠田真宏著
「すごさ」の認め方 考え方の違う人と仲間になれる「器」と「技術」
子どもの「すごさ」の認め方 子育ての悩みを解決する60のインフォグラフィクス
仲間の「すごさ」の認め方 違いを強みに変えるリーダーが知るべき7つの脳力
など多数の本のプロデュースを行う。

■主催
劃桜堂(かくおうどう)

若者の本離れをなくす活動をしている移動式の本屋さん。
本以外の素敵なものとコラボした企画を行う。
ケーキ屋さんをブックカフェに変身させるイベントや真夜中に開催する美術展「深夜の美術展」の運営をしている。
企業理念は " please help me"

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