製作過程はオモシロイ!
『つくる人』はどんな本が書けるだろう?
大野:前に『アーティストよ、筆を取れ。出版は爆発だ!』でも少し触れてたけど、アーティストさんとかクリエイターさんとかって具体的にはどんな本書けると思う?
木村:最近さ、漆職人さんのtwitterアカウント見つけたの。武藤久由さんっていう、名古屋の方なんだけど(@mutohisayoshi)さ。漆100%の漆器を作ってるんだって。新しすぎてすごすぎるまじで。
木村:この人がたまに、漆を塗ってる工程をライブ配信してるんだよ。そーれが面白くてさ。職人さんの作業風景ってのは美しいんだよ。
大野:珍しいね、職人さんってあんまりそういうの人に見せないイメージある。たまにお店でパフォーマンス的にやってる人とかはいるけどね!
木村:全然製作途中の真っ只中なんだけど、これを見ててなんで漆商品が高いのか初めてちゃんとわかったよ。今までって材料の漆が高いとか、技術が必要だから高いとか、あと『漆の商品は高いもの』っていう、”そういうもの”みたいなイメージだったのよ。
大野:あー、あるねそういうところ。笑
木村:でも見てると、作るのにめちゃくちゃ手間かかってるのが見てわかった。めちゃめちゃ丁寧に塗ってるし、塗るのも1回じゃなくて、10回とか余裕で塗ってるんだよ。漆が固まる時間もあるから、1回塗って2回目塗るまでに仮に24時間かかるとしたら、10回塗るだけでもう10日だよ!?漆を塗る工程だけでだよ?下地作るとか柄をつけるとか、そういう色んな工程は別にして、漆塗るだけで!そんだけ手間暇かかってたら、そりゃ高いよって。むしろ安いくらいだよ。
大野:そういうのわかるとさ、技術にも興味が湧くよね。おれyoutubeめっちゃ見るんだけど、その中に『圧倒的不審者の極み』さんって人がいてさ。固いものならなんでも包丁にするみたいなことやってんの。笑。あれとかも面白いよ。
木村:錆だらけの包丁研ぐやつなら知ってる!あれすごいよな。笑。あれも一種の職人だよ。
骨董品店で買った錆包丁を18時間手作業で研いだ結果
大野:こういう、職人さんたちから普通なことかもしれないけど、普通の人からしたら『職人半端ないってぇ!!』ってなることはまだありそうだよね。
木村:おれはそういうの好きだし、普通に読み物として面白いと思う。例えば石像とかもさ、材料の石材から何がどうなって完成するのか見てみたいもん。ミケランジェロとかも
「全て大理石の塊の中には予め像が内包されているのだ。彫刻家の仕事はそれを発見すること」「大理石の中には天使が見える、そして彼を自由にさせてあげるまで彫るのだ」
とかって言ってたみたいだけど、ここまではいくかはわからないけど、見てみたいよね、作品が出来るまでの過程って。想像つかないし、タイムラプスとかで圧縮したやつ見てみたい。
大野:今って『消費する楽しさ』から『創造する楽しさ』に移ってるところあるじゃない、社会的にもさ。なんか村を作ったりとかもいろんなところがやってるし。
木村:東急ハンズとかも要はDIYのお店だしね。日曜大工的な、日曜芸術家は増えてる気がするよね。写真とかも今はみんな撮るけど、あれだって日曜芸術家的なところあるよね。写真撮って、加工して、インスタグラムっていう無料のギャラリーに並べるというかさ。
大野:そういうことをやってみたい人たちが読むものとして、美大生が実際の作品作るプロセスを解説付きでまとめたものがあるとねぇ、良さそうだよね。
木村:電子書籍なら動画載っけられるからね。ぼーっとTwitter眺めてるくらいならよっぽど魅力的だと思うよ。
大野:Twitterを悪くいうのはダメだよ。(大野くんはツイ廃本屋さんで有名です。@kakuodou_books)
木村:・・・
『計画的偶発生を狙え!バタフライ出版』へ続きます。
お知らせ
8月19日(日)16:00〜18:00に【入門編】AI時代の出版ゼミ 『つくる人の武器』としての出版講座を渋谷で開催します。
詳細はこちら👉 https://aipublish.peatix.com/
イベントページはこちら👉https://www.facebook.com/events/205068223534630/?notif_t=plan_user_associated¬if_id=1533914736234533
【イベント概要】
AI時代の出版ゼミ 『つくる人の武器』としての出版講座
AI時代に力を持つのは、自らの感性、美学、哲学を技術を駆使して形にする “つくり出す人” です。
☝️第2回より「一芸払い」をはじめました。詳細は料金欄をご確認ください。
データやルールがあるものや、そこから導き出せる『正解があるもの』はAIに任せればいい。データやルールのない『感性を元にした、正解のないものをつくり出す人』が活躍していくこれからの時代。
そんな時代に活躍する、アーティスト、デザイナー、パフォーマー、カメラマン。はたまた、料理人やパティシエ、ライターや作家、映画監督に作曲家。そんなアイディアと技術を駆使して『つくる人』たちにとって『著書』は武器になります。
そんなAI時代に向けて、『つくる人の武器』としての出版講座を開催します。
例えばアーティストなら作品の説明や制作過程をまとめた著書をポートフォリできるのはもちろん、展覧会のグッズとして販売したり、それらをテキストに初心者向けの絵描き講座をすることもできる。
例えばパフォーマーなら自分のパフォーマンス動画を電子書籍にリンクさせて、
写真と動画と文章で作品を紹介することもできる。
しかもアマゾンの自己出版サービスを使えば、スマホだけで電子書籍もペーパーブックも出版することができる。どちらも1冊から販売できるから、何冊以上売らないといけないというノルマもなければ、初期費用も無料でリスクもありません。
ゼミ中には目次作りのノウハウを教えるだけでなく、どのような切り口で本にすればヒットする内容になるかの個別相談を行います。同じく出版に向けて努力するクリエイターの仲間ができるのも大きな魅力です。
■対象人物
・『つくり出すこと』をしているすべての社会人、学生
・独自の技術や作品を持つクリエイター
・自分のノウハウを体系化させたい人
・電子書籍やペーパーブックで出版したい人
・ニッチな言語や技術を極めている人(初回ではアラビア語の詩集の出版を目指している方も来ました)
■場所
くるくる Global Hub(JR渋谷駅から徒歩5分)
■料金
・一般5,000円/学生3,000円
・【一芸払い】一般2,500円/学生1,500円(50%OFF!)
※一芸払いとは:AI時代の出版ゼミでは、アーティスト・デザイナー・クリエイター・ダンサー・カメラマン・パティシエ・ライターなど、何かを『つくりり出す』人を応援しています。そのような人向けに、通常料金の半額をそれぞれの『一芸』で支払うコースを用意しました。アーティストの方でしたら作品1点を参加費の代わりに提供いただき、パフォーマーの方はゼミの休憩時間でパフォーマンスを披露していただき、カメラマンの方でしたらゼミ中の撮影をしていただくなど、その方の『一芸』を提供していただくことで、参加費の半額とするコースです。
一芸払いは各回10名までなので、お早めにお申し込みください。
もし「私のこれは一芸払い可能なのだろうか」など質問がありましたら、FacebookもしくはPeatixからお気軽にお問い合わせください。
詳細はコチラ 『一芸払い、始まる』
■お申込み方法
peatixにて6月29日、もしくは7月13日のチケットをお申し込みください。
詳細はこちら👉 http://aipublishing.peatix.com
※Facebookで参加ボタンを押すだけではお申し込みにはなりません
参考note記事
・アーティストよ筆を取れ。出版は爆発だ。
・スマホがあれば出版できる
・10冊売れると10.000円。電子書籍の印税の話