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「友達」になれたと思ううれしい瞬間

わたしがいま住んでいるところは地元から離れている。
よって昔からの友達が近所にいない。


引っ越ししてからの新しい人間関係の構築。
もう大人で、色々な経験もしてきたので
表面上の関係はなんとかなる。

職場も、ママ友関係も、ご近所付き合いも、
表面上はトラブルもなくそれなりにやってきた。
会えばたわいもない話をする。
それなりに楽しい。

ただ、ちゃんと「友達」と呼べるかといったら
少し違う気もしていて。


表面上でも楽しいし何も不便はないけれど。

それでもやはり、ちゃんと「友達」と呼べる存在が欲しいと思っていた。
「仕事仲間」ではなく「友達」
「ママ友」ではなく「友達」
引っ越ししてからの数年は、とくに。


今はもう10年近く経っているので、周りとの付き合いが長くなってきている。

すると「友達」になれたな、という瞬間が訪れる。


先日、次男の幼稚園のお迎えのあと
次男のお友達親子何組かと公園で遊んでいた。

そこに長男の幼稚園時代のママ友さん(仮名、みかちゃん)が来た。

みかちゃんの娘も幼稚園生だが、うちの次男とは違う幼稚園に通っている。
そこの公園はどちらの幼稚園からも近いので、公園で会うことはよくある。



みかちゃんの息子とうちの長男が幼稚園生のときに仲良くなり、親も自然と仲良くなった。
小学校は別になってしまったが、習い事が同じなので週一で会っている。
そして子供関係なく、親だけでもお茶したりランチしたりする。
かれこれ5年の仲である。



公園で会ったときはお互い幼稚園のお友達と来ているので、すれ違いに軽くおしゃべりする程度。

「来てたのー?」
「今日寒いな〜」
とか、さらっとそんな感じの会話。

その日は春になりたてで久しぶりにあたたかくて
「今日あったかいね〜」って声をかけた。

「ほんまにー。あったかくてうれしい。夕方もあったかくなりそうでよかったな〜」と
みかちゃんは返事をした。

「夕方?んー。そうね〜。」
わたしは、曖昧な返事をした。

夕方?
夕方?
今日の夕方なんかあったっけー?

一瞬、頭の中で考えていたら次男に呼ばれたので
みかちゃんと別れた。
しばらく遊んだのち、長男が小学校から帰宅する時間になったので解散し、家に帰る。

ふと思い出した。

今日は長男の習い事の日!!!


朝も、幼稚園のお迎えのときも覚えていたのに
習い事終わりですぐごはん食べれらるように準備もしていたのに
公園の瞬間だけ、すっかり忘れていた。

花粉で目がかゆかったせいかな。。(いいわけ)



長男を習い事へ送った際に、再びみかちゃんに会う。

「公園のとき習い事のことすっかり忘れてたわ〜」と言うと
「気づいてたよ〜!Yuuuちゃん絶対忘れてる〜って思ってた!笑」
と言われた。
「Yuuuちゃんめっちゃ分かりやすいよ。顔に出てるし。」
とも。



うれしい。

わたしは顔に出やすいタイプだと自負している。
友達に指摘されるからだ。

そしてわたしはその指摘がうれしい。

自分のことをわかってくれたような気がして
一歩、深くなった気がする。

もともと仲良くしていて定期的に遊んではいたけど
みかちゃんとも「友達」になることができた、と思ったうれしい瞬間。

(最近わすれんぼエピソードが多すぎる。)


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